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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

広島 汁なし担々麺 山椒家@新橋 2016年2月2日(火)

随分と昔のコトだが、
【六本木】の{広島ラーメン}の店で
《つけ麺》を食べ、大層辛い思いをした記憶がある。
事前知識が無かったものだから。

それ以来、「広島」は麺の分野では
「坦々」と並び自分にとっては迂回すべきワード。


標題店は二週間ほど前にできた新店。
場所は【第一ホテル】の向かい。
先日行った『官兵衛』の裏手になる。

危ない単語が二つも並んでいるけれど、
事前情報では辛さの指定ができるとのこと。


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店の前には
「好評につき
ライス無料
期間延長」と書かれたホワイトボードが揺れている。
これは嬉しいかも。


店内は厨房を囲むL字型十席のカウンター。

12:50の入店で先客は六、
その後食べ終わって出るまでの来客は四。

券売機は入り口右手。


食したのは、
山椒味+麺大盛り。
値段は680+100で780円。

辛味が無いと表示されている品。
この上は三段階に辛くなって行くのだが、
何れも同料金なのは珍しい。


食券を渡すとライス有無を確認されるが、
一旦食べてみてから、と言うことでお願いする。

六分ほどで「良くかき混ぜてお召し上がり下さい」と
丼が目の前に置かれるが、途端に
湯気と共に、華やいだ香りが立ち上がる。
おお、花山椒だ。


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非常にシンプルな外観。
表面は肉味噌と葱のみ。

麺の直ぐ縁まで汁が注がれ、
意外とたっぷりめかも。


取り敢えず指示通り
撹拌することに専念する。

混ぜれば混ぜるほど、
良い香りで噎せ返りそう。

一方、汁はさらさらなので、
麺に絡んでいるのかそうでないのか、判然としない。


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麺は細、ストレート。
白っぽく表面は滑らか。

やや軟らかめの茹で加減。
少々絡み易い。

でもするっと口の中に入って来る。
芯にはコシも仄かにある。

量は280gくらいだろうか。


それにしても、出汁の旨味はほぼ感じない。
香りを食べているみたいだ。
舌の上に金属的な痺れが次第に広がって行く。
でも強烈な刺激ではないから、最後まで問題なく頂けた。


底の方に肉味噌と葱が残ったので
小ライスをお願いする


イメージ 4


おお、結構量があるなぁ。


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良く混ぜて頂く。
此処では肉味噌がイイ仕事をしている。

味付けが濃いので、白い米と相性が随分と良い。
多分、次、食べる時は
肉を大盛りにするな。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


香りと痺れを楽しむ主旨だろうか、
その分、旨味は控え目。

それを辛さで補うのは
自分にはちょっとキケンだなぁ。