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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

絵画は踊る-タグチ・アートコレクションのエッセンス(後期)@スパイラルガーデン 2013年8月31日(土)

情報の入手が遅れ、甚だ遺憾ながら「前期」の展示には行くことができなかった。



個人が所有するコレクションを一覧できる機会はなかなか無いので、
こういった催しは極めて貴重。

自分の本棚を他人様に見せるのが
何と無く憚られる如く、蒐集品を総覧させるのは
ココロの中や嗜好の回路をオープンにしてしまうみたいで
相当の英断だと思う。


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大き目の作品が多く、
展示数は三十弱とさほどでもない。


『へリング』『ウオホール』『ジュリアン・オピー』の
純化された太い線の作品あり、
『ライアン・マクギネス』『エミリオ・ペレス』の詳細な
描き込みの作品あり、
『佐藤好彦』の豪快な作品あり、
『アンジェロ・フィロメーノ』のクラフトに近い様な刺繍あり
で、本人にとっては一貫性があるのだろうが
鑑賞する側からすると脈絡なく
その場の気分で選んでるんじゃ?
と思わせる指向性。

しかし、本展のキュレーションは『レントゲンヴェルケ』。
で、あれば、通底するスタンスが在る筈だが、
残念ながら読み取れん。