この会場には「記憶」が詰まっている
階段を降りると、まず目に付くのは
平たい台の上に置かれた、大ぶりな桐の箱。
平たい台の上に置かれた、大ぶりな桐の箱。
十六の夫々は、大小様々。
茶色いリボンで、丁寧に結ばれている。
茶色いリボンで、丁寧に結ばれている。
箱の裏には、それらの来歴を記した文書が貼られ、
あるものは写真も添えられている。
あるものは写真も添えられている。
各々の服には、提供者の溢れる様な想いがあり、
それらが切なく我々の胸を撃つ。
それらが切なく我々の胸を撃つ。
壁には、朧げな写真と共に、
「Day1」から始まる百日間の行動記録が
時系列で記されている。
「Day1」から始まる百日間の行動記録が
時系列で記されている。
拙く訳すと、
Day**の**:**(時)
「Lily」と瞑想した
といった風に。
Day**の**:**(時)
「Lily」と瞑想した
といった風に。
百合の球根を植え、花が咲き、やがて枯れるまで。
作者が共に過ごした日々から、
一日のトピックを取り上げて。
一日のトピックを取り上げて。
一番奥には、障子で仕切られた小部屋が設えられ、
その奥には文台が・・・・。
その奥には文台が・・・・。
筆記具や半紙が置かれ、靴を脱ぎ畳に上がった来場者は、
思い思いに手紙を認め、桟に造り付けられた差し込みに挟む。
手紙を挟める箇所は百ちょっとだろうか。
思い思いに手紙を認め、桟に造り付けられた差し込みに挟む。
手紙を挟める箇所は百ちょっとだろうか。
これは、想う人達へのメッセージ。
届くかどうかは判らないけど、
明日への記録になるのだろう。
明日への記録になるのだろう。
会期は~10月21日(日)まで。