RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

NIPPON RAMEN 凛 TOKYO@東京駅 2021年1月16日(土)

【東京駅グランスタB1F】に昨年の八月にオープン。

地上階からだと少々判り難いけど、
地階なら【八重洲地下中央口】を入って直ぐ左手と
頗る分かり易い。

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店内は厨房に向いた雲形十五席のカウンター。

席間には透明の衝立、入り口には消毒用のアルコール、
店の入り口は開け放たれている。

12:20の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。

券売機は店の外、トイレに近い場所。

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食したのは、
醤油らぁ麺。
値段は990円。


食券を渡してから4分ほどで、予めセットされていた折敷の上に、
「熱いのでお気を付け下さい」と置かれた一杯。

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シンプルなこと、この上なし。


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チャーシューは真円のバラ巻が一枚。
大人の手の大きさほどもあろうが薄め。
低温調理と思われるも直ぐに火が入ってしまう。
一枚を丸っと口に入れれば、おお、とっても軟らか。

その上には鮮やかな緑の葱がちょこんと乗る。

丼の対面には花札大の海苔が一枚。


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メンマはチャーシューの下に隠れていた。
節っぽさを感じるこりこりな歯触り。


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麺は細、ストレート。
表面滑らか、芯まで綺麗に茹り軟らか。

つるりと啜れ、喉越しもスムース。
それでいて、スープはしっかり持ち上げる。


スープは鶏のベースに醤油。
美しい琥珀色、表面には油滴が散在。

素材由来の軽い甘みと酸味、そして何より
醤油の旨味が屹立する。

清澄な旨さで飲み干しても罪悪感はないだろう、
それでも八分目にとどめたが。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


間違いなく美味しいけど、値段を勘案した時にどうか。


四川担々麺 ななつぼし 新橋店@新橋 2021年1月15日(金)

【柳通り】沿いに二ヶ月前にオープン。

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12月の上旬にも足を向けたのだが
その時は《汁無し》に赤×ランプが灯っており、
店員さんに確認すると「夜だけなんですぅ」との返答に
踵を返した記憶。

でも直近のブロガーさん達のレポを読むと
どうやら昼間も供するようになったみたい。


店内は厨房を囲む角の取れたL字型六席のカウンター、
四人掛けのテーブルが二卓、
二人掛けが四卓。

コロナ対策は入り口に置かれている消毒アルコールのみで
他には見当たらず。

11:40の入店で先客は二。その後
食べ終わって出るまでの来客は五。


券売機は店の外、右側。

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食したのは、
パイコー汁無し担々麺。
値段は1,180円。

食券を渡すと辛さと痺れの確認があるので
何れも最低レベルをリクエスト。


8分ほどで渋い色の市松模様が描かれた平ための器に入った一杯が
カウンター越しに渡される。

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何だがとっても辛そうなんですけど。


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排骨は一枚で250円甘酸。
大人の掌大も味付けは薄め、それに
噛み応えがあまりカリサクではなく、やや残念な仕上がり。


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肉味噌は大量に、挽かれた胡麻も雪のみたいに乗っている。
糸唐辛子に高菜漬けのような葉野菜も。


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ビーリーフが一掴み。


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対面には小口に切られた分葱も。


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底には白胡麻のタレがたっぷり沈んでいる。
それに辣油もね。

先ずはさっくりと撹拌する。

麺は中、捻じれ。芯まで軟らかく、もちもちとした食感。
量は150g強あるだろうか。
まったりとしたタレと相俟って、思いの外お腹に溜まる。

かき混ぜている時点で辛い香りが鼻を突くも、
一口頬張れば更に辛い空気が口元から喉の奥に押し寄せ
思わず噎せそうに。これでホントに辛さ「1」ですか?

次第に唇がじんじんとし、額を汗が伝う。
それでも食べ切れたのはベースの胡麻の旨味がしっかり土台を作っているからで、
それが無ければムリだったかも。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


味の構成が複雑なので総じてみれば出来は好いのだが、
それにしてもこの辛さは・・・・。一方で痺れはさほどでもなく。

 

 

ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール芳醇

2015年に《芳醇エール》を飲んだ記憶はあるのだが、


2017年には《香るエール芳醇》が既に出てたのね。


今回の一本はそれのパッケージを変えての
冬のギフト用とのことかしら。

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《香るエール》の香りをベースに
苦みとコクが上手い調合でプラスされている。

なかなかの良品。

ザ・プレミアム・モルツ 冬の限定醸造 醸造家の贈り物

冬のギフト専用商品とのことで
パッケージには
「新しい年を晴れやかな気持ちで迎えてほしい。
そう願って、丹精込めて作りました。
白ワインを彷彿とさせる香りの
ハラタウブランホップをベースに
2種類のファインアロマホップを組み合わせました。
口の中に広がる高貴で華やかな香りと
やわらかな苦味をどうぞお愉しみください。」
などと書かれている。

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が、香りよりも苦みの方が特徴的。
喉の奥からせり上がって来るような。

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アルコール度数は5.5°とごく普通も、
たっぷりとした飲み応えもある。

SAMAR(サマル)@恵比寿 2021年1月11日(月)

三週間目にオープンの新店。
『サカナバル』がランチタイムにラーメンを供するとの二毛作

【西口】に出て左手へ。
【アトレ西館】を右側に見ながら
線路沿いの急な坂を【目黒】方面に上った左側。

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入り口の戸は大きく開かれ、
入店時には検温と手指の消毒。
カウンター間には透明の衝立。

店内は厨房を囲むL字型八席ほどのカウンター、
四人掛けのテーブルが二卓、
二人掛けのテーブル四卓、
六人ほどが向かえる大テーブルも。


11:50の入店で先客はゼロ。その後
食べ終わって出るまでの来客はゼロ。


オーダーは各所に置かれたメニュー見ながら直接、
会計は渡された伝票を持ち、食後に店奥のレジで。

メニュー構成は
《淡麗塩ラーメン》
《特製しょうゆラーメン》と至ってシンプル、
価格も同じだし。

食したのは、
淡麗塩ラーメン。
値段は850円も
店頭に置かれていたオープン記念の500円チケットを提示し
500円で。

5分ほどで白い八角丼に入った一杯が
カウンター越しに渡される。

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見た目普通のラーメンだが・・・・。


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ポルケッタと書かれているチャーシューは
大人の掌大のバラ巻が二枚。

5㎜ほどの厚さでほろほろと軟らか。
そしてハーブの香りがほわっと漂う。


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トロミのある茎若布。

野菜はカイワレとルッコラ
特に後者は生鮮な香りと苦み。


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麺は細、ストレート。
表面はつるんとしするっと啜れる。

芯にはぽっくりしたコシがあり、
ぷつんとした噛み応え。面白い食感。

量は150gほどか。


スープは塩清湯も、極めて洋風。
解説を読むと魚介も入っているようだけど、
肉の旨味と野菜類の軽い甘みが混交した複雑なのに優しい味わい。

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中途、味変用にと出されたタブナードを溶かすも、
どちらかと言えばオリーブを強めに感じ、
個人的には無くても良かったかも。

美味しく完飲。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


850円が妥当と思われる内容。
《白しょうゆ》の方も気になる。

それにしても、この界隈、
昨年の後半以降、随分な新店ラッシュだなぁ。

 

らーめん 勇(19)@川崎 2021年1月9日(土)

七か月ぶりの標題店。

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この寒空に入り口の戸は大きく開け放たれている。
厨房に向いたL字型五席のカウンターは
席間に透明の衝立。

消毒用のジェルも各所に置かれている。

それ以外には二人掛けのテーブルが二卓。


13:40の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は四。


券売機は入り口右手。

食したのは、
醤油らーめん。
値段は700円。

何時もであれば迷わず大盛りをお願いするところも、
今朝体重計に乗ったら昨日より400gも増えている。

このところの運動不足で基礎代謝が落ちているいる上に、
{G系}なんて食べたものだから・・・・。


食券を渡してから5分ほどで、お馴染みの八角丼に入った一杯が供される。

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おお!魚介系の良い香りがする。

 

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チャーシューは大人の掌大のバラ巻きが一枚。
厚みは8㎜ほど。
炙られて芳ばしく、ほろほろと軟らか。

 

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メンマはたっぷり。
胡麻油が香る。

 

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トランプ大の海苔一枚は香りが良い。

玉子半分の黄身の茹で加減は上々、
ねっとり濃厚。

小口切りの葱が多めに。

 

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麺は細、捻じれ。
滑らかでつるりと啜れ、ぷつっと噛み切れる。

量は150gほどあるだろうか。


スープは豚骨+魚介の醤油。
ややくすんだ琥珀色も、
葱の仕事も相俟って、昔懐かしい 中華そば の趣き。

出汁と醤油のバランスも良く、
美味しくて八割方を飲む。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


大盛りにしなかったことを後悔するも、
この内容で700円は出精価格。

今年も何回か行くことになるだろう。
何卒、宜しくお願い致します。

 

ザ・ラーメンスモールアックス(3)@大井町 2021年1月8日(金)

コロナ禍の中を一年ぶりの標題店。
入るのはちょっと躊躇われたのだが・・・・。

出入り口の戸は有って無いようなもの(笑)、
隙間風がす~す~と入って来る。

換気扇は轟轟音を立ててるし、
湯気はばんばん立ってるから
ウイルスが繁殖する要件はあまり満たしてない。

客もみんな弁えた人ばかりで、
手指の消毒、マスク着用、
商品が提供されても口をきかずに黙々と食べてるし。

それでも厨房を囲むL字型七席のカウンターは
肩が接触するくらいに密。

そこが一番の問題なんだけどね。

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12:05の入店で先客は六。その後
食べ終わって出るまでの来客も六で客は途切れない。


入り口左手の券売機で購入したのは
前回通り、
ラーメン+ブタ。
値段は700+200で900円。


食券を渡してから15分ほどで
「どうしますか」との声掛けに
野菜ちょいマシをお願いし供された一杯。

いやホントはマシで良かったんだけど、
できるだけ早く食べ終えて退散しようかと(笑)。

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でもそれなりに野菜は盛られている。


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モヤシ主体にキャベツも散在。
かなりくた気味でほくほく。

これに蓮華を使ってスープを掛け
わしわしと九割方を喰らう。


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頃合いを見て天地を返す。

麺は中、平、軽く捻じれ。
表面はでろんとしている。

プラ箸でぐっと掬い上げ、口入れると
芯まで万遍無く茹って軟らかめ、舌で押し潰せそうなほど。

それをもむもむとしている間が幸せ。

量は公称250gも、そこまであるかしら。


スープは非乳化の豚醤油。

濃い琥珀色で醤油の鹹さと科学のチカラの旨味が
きりきりと舌を攻めて来る。

それでも頭が痺れる等の後遺症は無し。

ただ、ほぼほぼ残しちゃうんだが。

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上面の野菜を除けた後に現れたブタはそこそこの量。
纏めると大人の握り拳大はあるか。

バラ肉とロース肉が混在。
前者の脂はしつこくなく、後者は赤身がみしっとつまりつつ
歯切れが良い。

両方ともしょっぱいのは共通で。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


やはり抗い難い魅力。
でも至福の時間は7分ほど。

次回は今年の年末かなぁ。