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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ノン子36歳(家事手伝い)@ヒューマントラストシネマ文化村通り 2009年2月1日(日)

”映画サービスデー”に映画に行くなんて何十年ぶりだろ。昔は”映画の日”って言ったよな。
元々は、”日本アカデミー賞”の開催記念として始まった、と記憶している。
学生の頃は、それこそ一日三本、梯子した。

ヒューマントラストシネマ文化村通り】は【東急本店】の向かい。
シアター2の席数は百強。中は四割程度の入り。長い上映週の割には、よく埋まっている。
入場券には整理番号が印刷されており、その順に入場するシステム。

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〔ノン子36歳(家事手伝い)〕

自分の回りにも多く居る。
家事手伝いかどうか、バツイチかどうかは別として。
東京には35~45歳で独身の女性は本当に多いから。

神社の娘の『ノブ子(ノン子)』は東京で芸能人をやっていたが、パッとせず、
今は実家に戻っている。
自称”家事手伝い”だが、寄生している、と表現した方が正しい。
父親ともうまくいっていないし、その心や態度もささくれ立っている。

東京で何が有ったのかは次第に語られるのだが、仔細はよく分からない。
そんな『ノン子』の前に、祭りの日に神社でモノを売りたいという青年
マサル』が現れ、物語は回りだす。
『ノン子』の暮らしは変わるのか?そして心は浄化されるのか?

『ノン子』がゴミ箱に八つ当たりしながら、商店街を自転車で走り抜けるシーンは、
なまじのカーチェイスより、よほど迫力がある。
カラダは大丈夫だったのか『坂井真紀』?

当然のことながら『ノン子』は変化する。
良い意味で期待を裏切る展開、と言える。
最後は、有名な映画をなぞる流れなのだが・・・・。
同世代の女性達は、その結末に、ある種カタルシスを感じるかもしれない。