それから暫くは予約の取りにくい状況が続き、
さすがに落ち着いただろうと、
訪問前日の予約があっさりと通ったので
少々なめていたところ、
19時の訪店時には半分ほどの空きがあったものの
その後はするすると来客が続き
程無く満員に。
さすがに落ち着いただろうと、
訪問前日の予約があっさりと通ったので
少々なめていたところ、
19時の訪店時には半分ほどの空きがあったものの
その後はするすると来客が続き
程無く満員に。
厨房三人、ホール三人のスタッフは独楽鼠の様に
立ち働いている。
立ち働いている。
なので最初のうちは余裕がなさそうに
ちょっとぴりぴり感が伝わって来たけど
暫くすれば落ち着いたムードに。
こ~ゆ~空気って、客にも伝染するからね。
ちょっとぴりぴり感が伝わって来たけど
暫くすれば落ち着いたムードに。
こ~ゆ~空気って、客にも伝染するからね。
しかし、驚くべきは、その客層。
この様な店の伝として、女子が多いのは当然だけど、
中には家族で、しかもTシャツ姿で
ラフにテーブルに向かっている人多数。
この様な店の伝として、女子が多いのは当然だけど、
中には家族で、しかもTシャツ姿で
ラフにテーブルに向かっている人多数。
近隣の人達に愛されている雰囲気が
ひたひたと伝わって来る。
ひたひたと伝わって来る。
おっと、周囲の観察はこれくらいにして
自分達が食べるものを決めないと。
自分達が食べるものを決めないと。
混雑状況を勘案すると、
最初に食べるものを全て伝えておいた方が良さそう。
最初に食べるものを全て伝えておいた方が良さそう。
先ずはオリーブオイルと共に
二種のパンがサーブされる。
二種のパンがサーブされる。
※以下、料理は全て正式名称ではありません。
あくまでも記憶で書いているので。
あくまでも記憶で書いているので。
《鯵とオレンジのサラダ仕立て》
鯵を柑橘類の、しかもオレンジで食べさせるのは斬新と思える。
葉類と共に、焼き目の付いたパプリカやセロリも入り
香ばしく良い味を出している。
葉類と共に、焼き目の付いたパプリカやセロリも入り
香ばしく良い味を出している。
オレンジの酸味は爽やか、そして軽やか。
ただ肝心の鯵が・・・・、部位により
脂の乗りにかなりの差が有る、そして若干の
生臭みも伴う。
脂の乗りにかなりの差が有る、そして若干の
生臭みも伴う。
やはり光モノについては、それを食べるに
日本の技術がピカイチと思った、例えば〆るとか。
日本の技術がピカイチと思った、例えば〆るとか。
サクサクとして、余分に油を吸わず、かりっと揚がっている。
衣自体に自然な旨味がある。デュラムセモリナ粉を使ってる?
衣自体に自然な旨味がある。デュラムセモリナ粉を使ってる?
これにトマトベースの酸味のあるソースが
どうにもこうにもぴったり合う。
どうにもこうにもぴったり合う。
トマト自身にもしっかり火が通り、
甘味が増している。
甘味が増している。
絶品だ。
《仏産フォアグラの炭火焼 フレッシュマンゴーサラダ仕立て》
確かに炭火で焼いたフォアグラは初めて。
加えてマンゴーも上品な甘みで、こんなのは初めて~かも。
加えてマンゴーも上品な甘みで、こんなのは初めて~かも。
動物系に甘みを合わせるのも、ある意味西洋的な王道。
しかし、それを合わせて食べて時に斬新な驚きや感動は無い。
ある意味、想定範囲内の美味しさ。
ある意味、想定範囲内の美味しさ。
《ポルチーニ茸のタリアッテレ》
この時期、どの店の前を通っても
「入荷しました」の案内が出ている。
「入荷しました」の案内が出ている。
西洋の季節感ではあるものの、
やはり味わっておきたいよね。
やはり味わっておきたいよね。
合わせるパスタソースはトマトベースで、
これが本日唯一の(こちら側の)失敗点。
同じ味が複数重なってしまった。
これが本日唯一の(こちら側の)失敗点。
同じ味が複数重なってしまった。
自家製と思われる、タリアッテレは
茹で加減といい口当たりといい噛み応えといい、頗る良好。
茹で加減といい口当たりといい噛み応えといい、頗る良好。
《骨付き仔羊》
仔羊は予め燻製にされ、
そのせいか肉質がきゅっと締まり旨味が増している。
そのせいか肉質がきゅっと締まり旨味が増している。
勿論、薫香は仄か、そして身は硬くならない程度。
すっと通ったナイフで切り分け、待つ間ももどかしく
口の中に放り込む。
口の中に放り込む。
こりゃ~美味いや。脂も適度に落ち、軟らかさ共々
老成していない肉質を存分に味わえる。
老成していない肉質を存分に味わえる。
添えられてソースがまた良い。微かに 和 を感じたりする。
付け合せの野菜もたっぷり。季節感のあるモノは
自然な甘みがあるし。
自然な甘みがあるし。
ぼちぼちお腹もくちくなってきたので、
デザート行ってみる。
デザート行ってみる。
《ミントのババロアとチョコレートのアイス》
《クレマ カタラーナ》
これが、これが、も~、激しく美味しい。
表面はパリパリのカラメル、ぱりんと割ってスプーンを通せばおや、
中心に行くに連れ抵抗感が増す。
表面はパリパリのカラメル、ぱりんと割ってスプーンを通せばおや、
中心に行くに連れ抵抗感が増す。
ぐっと力を入れ掬い上げ、はむ と頬張る。
お~、中はアイスだ。そして濃厚なクリームの旨味だ。
お~、中はアイスだ。そして濃厚なクリームの旨味だ。
確かな甘さで、舌が蕩けてしまいそうだ。
カロリーを気にしなくても良いお年頃なら
お代わりしたいたかもしれん。
お代わりしたいたかもしれん。
お代は合計2万円だが、ある意味納得。
評価はトラットリア(≒ビストロ)基準の☆五点満点で☆☆☆☆。
【青物横丁】から【平野屋】の前を通り
バス通りをゆるゆる降りて行けば直ぐの
立地も至便。
バス通りをゆるゆる降りて行けば直ぐの
立地も至便。
店内も広く人の往来には
かなり余裕がある。
かなり余裕がある。