RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

らーめん 忍八@浜松町 2013年9月13日(金)

第一京浜】から少し入った路地に在る
狭い間口の一軒。
『ラーメンタワー』の裏手にあたる。

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当日は、
ある店は早じまい、
ある店は《つけ麺》が売り切れで、
標題店が最後の頼みの綱だった。

二階にも席が有るようだが、一階は
壁に向いた五席のカウンターのみ。
21:15の入店で先客はゼロ。
その後、食べ終わって出るまでの来客は一。


食したのは、つけ麺大+味玉。
値段は850+100で950円。
麺量は300gの表示。
並は200gで750円。
《あつもり》の+50円は
珍しいプライシングだ。

オーダーは直接。
会計は食後に店奥の厨房前で。

待つ間にカウンターを見ると、
タバスコ/粉チーズ/ホワイトペッパー/ブラックペッパーと、
薬味の種類が随分と豊富。


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麺は太縮れ。
かなり濃い麦色。
全体的に茶色い粒子が高密度で入っている。
断面はやや長方形。
艶々と美しく輝いている。
見た目を裏切る滑らかな喉越し。
しっかりとコシはあるものの
啜り具合は良好。
むせる様な薫りが、鼻に抜けて行く。

しかも、麺の量も十分で、
麦の旨味をたっぷりと堪能できる。
十分にお腹が膨れた。

中途で添えられた檸檬を搾り込み
麺に満遍なく振り掛ければ、
酸味が加わり、爽やかさもアップ。
最後まで飽きずに頂ける。

直近食べた中では出色の出来だ。


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つけ汁は動物系+魚介系だが随分と赤みがさしており
どうやらトマトが投入されている模様。
かと言ってイタリアンな味では無く
和が十全に漂う。
酸味は抑えられ、まろみのある旨さ。
とろみがかなり付いているのは
メカブが入っているからだろうか。
それ以外にも複数種の素材から複雑な旨味が溶け出しており
純粋に美味いと感じさせる。


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中途で粉チーズを投入すれば
旨味と深みが増す。

つけ汁の中には、細切れのチャーシューも入っている。


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具材は、チャーシュー、のみ。
大き目の短冊大が一枚。
軟らかく煮込まれている。

トッピングの玉子は硬めの茹で加減。
表面に薄い色が付き、味付けも淡い。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

一見、変化球然としているが
極めて正統的な味の一品。


そして力強い麺を受け止める
つけ汁の完成度も素晴らしい。

ただ、ほんのちょっと麺を漬せば、
味が乗り移る前提だろうか、
つけ汁の量が少ないのは不満。