RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

キヤノンフォトコレクション特別展@キヤノンギャラリー S 2013年3月16日(土)

PART1「時代を映す」 2013年1月31日(木)~2月21日(木)
PART2「造形を映す」 2013年2月23日(土)~3月16日(土)

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前期と後期に分かれて、
今日が後期の最終日

展示されているのは『植田正治、岩宮武二、石元泰博』の三人の作家の
計60点(各人が20点づつ)。


先ずは、『植田正治』の作品群がお出迎え。
『写真美術館』の壁面にも〔妻のいる砂丘風景〕が
大きく引き伸ばされプリントされているのだが、
原寸はこんなものだったのね。

家族写真なのに「弧」を感じさせる
〔パパとママとコドモたち〕。

それ以外にもシュールな作品のオンパレードで
四十年以上に渡る業績を総覧できる内容。


『岩宮武二』は日本古来の建物を
真正面から端正に切り取っている。

そこからは、幾何的なリズムが生まれ
特有の「美」を感じ取ることができる。


石元泰博』は対象は同じながらも斜めの構図や
極端なアップが多用されており、
素材自体が持つ「破」の側面が
きりりと引き締まり捉えられている。


最終日にもかかわらず、会場内は
(休日のせいもあるだろう)かなり空き空きな状態。

佳作群をたっぷりと堪能できた。