前者はLEDによる極彩色の光りが織り成す
煌びやかな世界。
煌びやかな世界。
計四点の展示は、仔細に観ていれば
刻々とその彩りが変化する。
刻々とその彩りが変化する。
それ自体は微妙な変容であっても、
壁に映された明るい影は
柔らかな鮮やかさを纏いながら
ゆるゆると変容して行く。
壁に映された明るい影は
柔らかな鮮やかさを纏いながら
ゆるゆると変容して行く。
優しい万華鏡の様に、見飽きるということがない。
後者は一転、陶で造られた硬質な物体が整然と並ぶ。
壁から突き出した水道の蛇口。
そこから流れ出る水を受ける容器。
何れもが、藍で統一され、ややくすんではいながらも、
透徹した緑錆の様な美しさを放っている。
そこから流れ出る水を受ける容器。
何れもが、藍で統一され、ややくすんではいながらも、
透徹した緑錆の様な美しさを放っている。
瓶、コップ、バケツ、盥。
流れ出た水の痕は、やや薄い色の蒼で表現され
そこには無いにもかかわらず、
その存在を存分に感じさせる。
流れ出た水の痕は、やや薄い色の蒼で表現され
そこには無いにもかかわらず、
その存在を存分に感じさせる。
対照的な企画ではあるものの、
並列した時に妙にしっくり来る
双つではある。
並列した時に妙にしっくり来る
双つではある。