席数72の【シアター10】での入場者数は、
二十名弱と、かなり淋しい感じ。
二十名弱と、かなり淋しい感じ。
が、たいした本数ではないものの、
今年に入って観た中では屈指の出来。
今年に入って観た中では屈指の出来。
これを見逃したら、
絶対後悔する、とまで言い切ってしまう。
絶対後悔する、とまで言い切ってしまう。
豪華な食事を終えた彼は、
21階の部屋の窓から身を乗り出し、
飛び降り自殺を示唆する振る舞いを始める。
21階の部屋の窓から身を乗り出し、
飛び降り自殺を示唆する振る舞いを始める。
それに気付いた群集が騒ぎ始め、
駆け付けた警察も交渉を始める。
駆け付けた警察も交渉を始める。
『ウォーカー』の行為には、何か裏と目的が有る様だ。
全てのシュチュエーションは綿密に計算され、
伏線が細かく張られている。
伏線が細かく張られている。
全ての人物には、その存在理由が割り振られ、
一人として、無駄な登場は無い。
一人として、無駄な登場は無い。
高さという物理的な恐怖に、
併行して進行するサスペンスが加えられ、
我々は、二重三重に、ドキドキしながら
固唾を呑んで画面を観続ける。
併行して進行するサスペンスが加えられ、
我々は、二重三重に、ドキドキしながら
固唾を呑んで画面を観続ける。
多少の粗や、ご都合主義的な箇所は散見されるものの、
全体を覆う疾走感と、最後まで続く緊張感に較べれば
小さな瑕疵に過ぎない。
全体を覆う疾走感と、最後まで続く緊張感に較べれば
小さな瑕疵に過ぎない。