RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ABCラーメン@銀座 2011年11月14日(月)

【四丁目交差点】から【京橋】方面に向かう。
程無く左手に【吉野家】の黄色い看板が見えて来る。
今日の目的のお店は、そこの地階にある。

イメージ 1


1977年の創業は、自分が東京に出てくる前。
三十年以上、此処で営業しているのだから、
大層なものだ。

前はちょくちょく通るのだが、
《つけ麺》の貼り紙があるのを見つけたのは
昨年のこと。
それから虎視眈々と、機会を伺っていた。

大きく掲示されているのは《味噌》なのだが、
地階に続く階段の壁にもメーニューが張り出され、
バリエーションがあることがわかる。

店内はL字型のカウンターにテーブルが相当数。
13:25の入店で先客は五人ほど。
空いているテーブル席に案内される。
その後、食べ終わって出るまでの来客は三。


ホールの店員さんは独特の符牒を使って、
店内や発注の状況を威勢良く厨房内に伝えている。
これは善し悪しだろう。
少なくとも、自分は、好感は持てなかった。

また、確かに、「繁忙時には、食べ終わったお客さんには
声掛けします」との貼り紙もあったが、
この程度の入りで、
しかも相当のスピードで食べ終わった自分に
「こちら宜しいですか?」と声を掛け、
食器を超速で下げるものは如何かと。
マニュアル通りの運用は慇懃無礼な印象と
紙一重なんだよね。


食したのは、和風しょう油ダレつけ麺大盛り。
値段は850円。麺量は300gの表示。

兎に角メニューが豊富。
つけ麺の味だけでも、「ゴマ味噌」「辛子こんこつ」
「カリー」と、四種類あるんだから。

オーダーは直接。
会計は食後に入り口正面のレジで。


イメージ 2

以外と速く供されたオーダー品の全景は
こんな感じ。
割りスープは湯桶に入り、最初からセットされている。
麺の下には、水切り用の笊が敷かれている。

イメージ 3

麺は中太縮れ。
かなり強く縮れている。
そう言えば、入り口付近のカウンターで、
店員さんが手もみをしていたな。
そして、強烈な歯応え。
強いコシ。噛み切る時に、グッと押し返されそうだ。
黄味掛かり、香りは良い。
量もそこそこ。
しかし、近来希に見る、特色の有り過ぎる麺。
刻み海苔がぱらりと掛かっている。

イメージ 4

つけ汁は醤油。
仄かな甘味と、ベースの出汁の旨味を感じる。
鰹節が少々振り込まれている。
中庸な味は、最後まで飽きずに飲み込めてしまう。

ただ、中には具材が殆んど入っていない。

メンマが2~3本。
穂先の様な、細く軟らかいもので、
味付けと色は濃い。
以上である。

チューシューらしきものは、
脂の欠片が一片。
だから、これは違うだろう。

割りスープは動物系と思われる。
注ぐと、良い香りがふうわりと広がる。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
ある意味、好き嫌いが明快に出る店だと思った。
ただ、自分は、残念ながら後者。