
席数201の【CHANTER-2】の入りは
四割程度。
客層は、比較的高齢の男女、それも単身が多い。
文芸モノ好き、って感じかな。
四割程度。
客層は、比較的高齢の男女、それも単身が多い。
文芸モノ好き、って感じかな。
そんな、彼女の元に、ある日警官が訪れ、
保釈中の父親が行方不明になったこと、
期日までに出頭しなければ、
保釈金のカタに家作が召し上げられてしまうこと、
を告げる。
保釈中の父親が行方不明になったこと、
期日までに出頭しなければ、
保釈金のカタに家作が召し上げられてしまうこと、
を告げる。
全ての命運が肩に圧し掛かった彼女は、
父親の居所を捜して回る。
父親の居所を捜して回る。
しかし、近所の人や縁故を含めて、
全員が素気無く対応する。
全員が素気無く対応する。
どうやら、一帯で、父について触れる事は、
タブーの様なのだ。
タブーの様なのだ。
「PG12」指定の理由が、
観る前には検討が付かなかった。
観る前には検討が付かなかった。
地縁や血縁のドロドロとした重々しい主題が
しかし思いの外、カラリとした筆致で描かれている。
しかし思いの外、カラリとした筆致で描かれている。
脚本は無駄なく刈り込まれ、
弟妹への想い、
周囲との関係性、
彼女の置かれている立場、
が、90分という短い尺ながら、
流れる様に描写される。
弟妹への想い、
周囲との関係性、
彼女の置かれている立場、
が、90分という短い尺ながら、
流れる様に描写される。