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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない@109シネマズ川崎 2009年11月22日(日)

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毎月22日は「夫婦の日&カップルデイ」。別に夫婦でなくても、
男女ペアで同一時刻の同一映画を鑑賞すれば、一人当たり1,000円だ。

【シアター3】のキャパは121席だが、三割程度の入り。
券売窓口の行列はすごかったんだけど、皆他の映画に流れたんだなぁ。


高校中退の『マ男(小池徹平)』は母の死を契機に5年あまりのNEET生活に
終止符を打つべく就職活動を開始する。
が、前歴が邪魔をし、雇ってくれる会社は皆無。

そんな中、ある会社に採用が決まるが、そこは世間でいうところの
ブラック会社」だった。
入社初日からの深夜残業、休憩も十分に取れない。
ただ、怒鳴るだけで仕事も教えない『リーダー(品川祐』、
それに追従する『井出(池田鉄洋)』
理不尽な納期を押し付ける取引先。

そして『マ男』は入社二週間しか経っていないのに、
あるプロジェクトのリーダーに任命される。


電車男〕同様、「2ちゃんねる」の掲示板で火が付き、
書籍化され、映画化、という道筋である。
ケータイ小説の映画化作品も同様だが)ある意味、
内容や結末は想定の範囲内
ブラック会社」というイニシエーションを経た、
若者の成長譚、という感じかな。

途中アニメや擬似掲示板画面、または妄想の場面を挟み込みながら、
ストーリーはテンポ良く展開する。
二時間近い作品ながら、全く長さを感じない。
軽いノリと笑いに満ち満ちた、圭作とは言える。

が、カメラ、脚本、等を目を見張る点は無い。
単純に話しの流れのみで引っ張る映画。
いや、そもそも、これは映画、なのか?
二時間ドラマでも十分に成立するのでは・・・・。