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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

佐藤美術館収蔵品展 Part2「夏の風景」@千駄ヶ谷 2009年7月12日(日)

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初夏は「山と森の風景」をテーマにしたものだったが(行けなかった・・・・)、
盛夏に向けて「夏の風景」に絞ったものに展示替えされている。
入場料は500円。

2階の受付で料金を払い入場。展示は4階と3階。

4階の展示は夏の風景を扱ったものが主。
が、何れもうだるような暑さではなく、
爽やかな涼風が吹き渡るのを感じる。

3階の展示では、
『小田さゆり』と『大野俊明』。

『小田さゆり』は〔地の生-1〕〔地の生-3〕の二点。
何れも暗い森の中に朧げな女性の姿。”地の(妖)精”とでも
言い換えた方が良いかもしれない。
一方は、中から降りてきた様子。もう片方は地から涌いてでたように。
何れも戯れながら茫漠とそこに在る。

『大野俊明』は〔春の刻〕〔夏の刻〕の二点。
箔の上に季節の花。春は梅、夏は藤。
そして裸婦。
春はうつ伏せに、夏は肩肘をついて横向きに。
金の上に肌色、そして花の色の対比が美しい。


総展示数は26点程度だが、
一辺1mを超える(40号以上か)の大作が多く、
見応えはかなりある。