明治天皇を支えた二人 三条実美と岩倉具視＠三の丸尚蔵館 2014年8月16日（土）

「一代絵巻が物語る幕末維新」と副題にある。

会期は～9月28日（日）までだが、
二期に分かれた前期は～8月17日（日）まで、
後期は8月23日（土）～から始まる。

タイトルにもある通り、
二人の文官『三条実美』と『岩倉具視』が亡くなった後、
政府の命で『田中有美』によって描かれた
彼等の生涯を俯瞰する絵巻物
「岩倉公画伝草稿絵巻」21巻
「三条実美公事蹟絵巻」24巻
「三条実万公事蹟絵巻」15巻
が夫々、数巻づつ広げられ展示されている。

一代の印象的な場面をピンポイントで抜き出し、
解説付きで並んでいるものを順に追えば、
江戸末期～明治の黎明期に果たした役割が
自ずと頭の中に入って来る。

それにしても、保存状態が素晴らしい。
よほど大事に保管されていたのだろう。
作成から百年は経っているだろうに、
往時の鮮やかさが眼前に在る。

勿論、微細な表現にも
目が釘付けになってしまうわけだが。