RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ら~めん 味ノ仙@六本木一丁目 2013年9月26日(木)

近隣に新店との情報。
しかし開店から二ヶ月経っての初訪は
偏に暑さのせい。
漸く涼しくなって来たからね。
これ位の気温なら、十分強の道程も
苦にはならないと言うもの。

地図を頼りに訪ねて見れば、おやおや、
此処は嘗て『風神』が在った処ではないか。

そう言えば、【品川 高輪口】にも
『風神』が在るが、何か関係あるんだろうか?


閑話休題。場所は
【六本木一丁目】と【六本木】の丁度中間。
六本木通り】に面し、【寄席坂】の袂になる。


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店内はL字型、十席程度のカウンター。
完全に居抜きで、年季の入った入ったスツールは
とても新店のそれとは思えない。

11:40の入店で先客は二。
その後、食べ終わって出るまでの来客は四。

券売機は入り口左手。


食したのは、つけめん300g。
値段は800円。
麺量表示が、そのままメニューになっている例は珍しい。
ちなみに200gは同料金。400gは+100円となっている。


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麺は中細ストレート。ややカール。
量表示は茹で前のようで、こんもりと盛り上がっている。
そこそこお腹が膨れる分量。
表面は艶っと滑らか。啜り心地も上々。
ただ、茹で加減は柔らか目。
コシはあまり感ぜず、もうちょっと硬い方が好きだなぁ。

頭頂部には刻み海苔がたっぷりと振られている。


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つけ汁は・・・・、これはなんだろう?
味噌がウリの店と聞いている。
しかし、この酸味、苦味、えぐみ、そして鹹味は、
煮干しそのものだ。
ベースが淡い味噌味だとしても、煮干し系の味が前面に出て
強く自己主張している。
粘度もそこそこあり、麺との絡みも言うことなし。
ざらつきも強いが、耐えられる範囲。

ただ、この味は相当尖っている。


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具材は、チャーシュー、メンマ、玉子。

チャーシューは大人の掌大、バラ巻が一枚。
とっても厚みがあり、別途のタレが染みている。
茹で加減はかなり柔らか。持ち上げればほろほろと崩れ、
つけ汁に漬せば脂肪はとろとろと融けて行く。
味付けもしっかりで、かなり良く出来た部類。

メンマは太い拍子木状が五本。
薄めの色付き。薄い味。しかしメンマらしい香りはしっかり感じる。
加えて処理が丁寧で、歯触りも文句なし。

玉子は黄身の芯が僅かに蕩ける
やや硬めの茹で加減。
表面には薄っすらと色が付いているが
味が強い訳では無い。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

この場所で、この金額。
なのに、麺量と具の充実度合いは相当のモノ。
C/Pが頗る良い。
これで、文句をぶ~ぶ~言ったら、
罰が当たる。