席数96の【シネマ4(プレミアム)】は三割程度の入りと
封切り二週目にしては少々寂しい。
封切り二週目にしては少々寂しい。

首相広報官の『パトリシア・マクスウェル(クリスティン・スコット・トーマス)』は
中東に於ける英国に対する好感度を向上させるためのネタを探している。
そんな折、イエメンの砂漠に鮭を泳がせるプロジェクトが進行しているとの情報を入手する。
中東に於ける英国に対する好感度を向上させるためのネタを探している。
そんな折、イエメンの砂漠に鮭を泳がせるプロジェクトが進行しているとの情報を入手する。
コンサルタントの『ハリエット・チェトウォド=タルボット(エミリー・ブラント)』は
アラブの富豪から当該プロジェクトの推進を依頼されている。
彼女の出来立ての恋人『ロバート・マイヤーズ』は軍人で、アフガニスタンに派兵されている。
アラブの富豪から当該プロジェクトの推進を依頼されている。
彼女の出来立ての恋人『ロバート・マイヤーズ』は軍人で、アフガニスタンに派兵されている。
水産学者の『アルフレッド・ジョーンズ(ユアン・マクレガー)』は
若くして結婚した投資会社に勤める妻とは、所謂、倦怠期にある。
そんな彼の元に、当該プロジェクトが、上司から
半ば強引に持ち込まれ、
『ハリエット』と共に、任に当たることになる。
若くして結婚した投資会社に勤める妻とは、所謂、倦怠期にある。
そんな彼の元に、当該プロジェクトが、上司から
半ば強引に持ち込まれ、
『ハリエット』と共に、任に当たることになる。
果たして、「砂漠での鮭釣り」と言う途方もない夢は、
実現するのだろうか・・・・。
実現するのだろうか・・・・。
英国の小説が原作と言うことで、
会話がユーモアとウイットに富んでいる。
会話がユーモアとウイットに富んでいる。
また、それを支えて、カメラワークやカット割りも
相当に洗練されている。
相当に洗練されている。
その両面で、観客は何度もニヤリとさせられる。
一見、有り得ないハナシなのに、
次第に現実味を帯びて来てしまう不思議。
次第に現実味を帯びて来てしまう不思議。
また、英国とイエメンの両国で同時的に発生する障害は、
方やどうでもいいような些細な内容に拘る英国人気質らしいそれに対し、
方や偏狭な思想そのものが足を引っ張るという
洋の東西をデフォルメ/カリカチュアライズした描写も面白い。
方やどうでもいいような些細な内容に拘る英国人気質らしいそれに対し、
方や偏狭な思想そのものが足を引っ張るという
洋の東西をデフォルメ/カリカチュアライズした描写も面白い。