席数150の【SCREEN4】は六割程度の入りで、
公開二週目且つ「アカデミー受賞」の割には
少々淋しい印象。
公開二週目且つ「アカデミー受賞」の割には
少々淋しい印象。
まあ、この時期に「サイレント」は
余程の映画好きか、
「アカデミー」の名称に釣られるか、
何れかでなければ観ようとは思わんだろう。
余程の映画好きか、
「アカデミー」の名称に釣られるか、
何れかでなければ観ようとは思わんだろう。

なので、途中眠くなったらどうしよう、
などと真剣に悩んでいたのだが、
都度音声が差し込まれる効果的な演出も相まって、
100分の尺は、あっと言う間に魅せきられた印象。
などと真剣に悩んでいたのだが、
都度音声が差し込まれる効果的な演出も相まって、
100分の尺は、あっと言う間に魅せきられた印象。
サイレント→トーキーの過渡期を描いた〔雨に唄えば〕、
落魄したスターが再起する〔バンドワゴン〕、
そうした、懐かしい、幸せな感覚に満ちた映画の記憶が、
ここでは新しい息吹を込められて、見事に再生している。
落魄したスターが再起する〔バンドワゴン〕、
そうした、懐かしい、幸せな感覚に満ちた映画の記憶が、
ここでは新しい息吹を込められて、見事に再生している。
ストーリー自体は、(先に述べた様に)アリがちではあるものの、
近代的なテクニックで蘇えらされた本作は、
胸のあたりが、ほんわかと暖かくなる
美しい一編に仕上がった。
近代的なテクニックで蘇えらされた本作は、
胸のあたりが、ほんわかと暖かくなる
美しい一編に仕上がった。