曽谷朝絵展＠資生堂ギャラリー 2010年1月30日（土）

”shiseido art egg”の
第四回の入選者三人による、展覧会。

トップバッターは『曽谷朝絵』。
作品は床・壁の全面を使って極彩色に描かれている。
入館時には、作品を破損しないように、シューズカバーが渡され、
床の白い部分と紫のペイント部分以外は、足を踏み入れないように
指示される。

土曜の昼下がりに行ったワケだが、その展示方法の特異性によるのだろうか、
先客はおらず、後からも一人来ただけで、こんなに空いているのは
初めてだよ。

タイトルの『鳴る色』の通り、描かれた模様は元気良く
今にも弾けて踊り出しそう。
波紋のように広がった色彩はザワザワとして、
色が重なり合っている場所では
さんざめく声が聞こえて来るよう。

それだけに残念な展示方法。
安全面での問題はあるにしろ、脚立とか置いても面白いだろうし、
何より此処に、小学校低学年以下の子供達を野放しにすれば、
そ～と～楽しい情景が見られるだろうに。