RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

つけめん らーめん 美豚@川崎 2015年7月19日(日)

旧東海道】沿い。
ここは確か『仲義』が在った場所。
何時変わっちゃったんだろ。

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開店時間を十分以上過ぎた11:42に店頭着。
なのに、開け放たれた入り口の前には
とおせんぼ する様に椅子が置かれている。
札は「準備中」のままだ。

あらあら。はてどうしたものかな。
念の為、中に向かい声を掛けると、
「あと五分ほどお待ち下さい」との返答。

ならば「中で待たせて貰っても良いですか。
外は暑いので」と返すと、ややしぶしぶな感じで
中に通してくれる。

あ”~。このちょっとした気遣いができない店って
特にラーメン屋さんに多いのよね
(勿論、フレンチ等でも、まま有るハナシだけど)。

小さなコトだけど、この後の印象が
随分と変わって来るんだけどね。


暫し経って、後続の客も現れ、
「先に食券も買っていただけますか」と
重ねて声掛け。

券売機は入り口右手奥。


食したのは、
角煮出汁つけ麺+味付玉子。
値段は920円。

通常の《つけ麺》とは+50円の差が有る。

食券を渡すと
「ランチタイムは
味付玉子
半ライス
麺大盛り
の、何れかがサービスになります」とのコトだったので
迷わず 大盛り をお願いする。


食券を渡してから十分ほどで
麺とつけ汁が
「お待たせして申し訳ありませんでした」と、丁寧な物言いにあわせ
供される。


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麺は中、やや細、ストレート、僅かに捻じれ。
茶色い粒子が所々に散在する全粒粉。

外見は艶っとし、滑らかそうだが、
意外とぱつんとした食感。

そして、つけ汁の特性も相俟って、
この細さの割りにはむっちりした噛み応え。
面白いかも。

この感覚は記憶に微かに引っ掛かるけど、
はて、どこで体験したろうか。ちと、思い起こせない。

量は300g弱程度。そこそこお腹が膨れる


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つけ汁は動物系+魚介系。
ややの粘度。

ありがちなタイプかと、一啜りすると、
おや、ちょっとなにか違うなぁ。

節っぽい魚粉が高濃度で投入され、
それが麺に纏わり付くことで、えも言われぬ口当たりになっている。

しかも、その節自体の味も、ちょっとありがちな一品とは
違っている気が・・・・。

甘味抑え目、酸味もほぼ無く、微かではあるけど
柑橘香も感じる。

割りスープはポットに入り、予めカウンター上に置かれていたが
結局、使わずじまい。


具材は、チャーシュー、メンマ、海苔。

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チャーシューは大人の掌大の薄目が一枚。
豚らしい味がする。

でも、ネーミングからして角煮でも
入っているのかと思ったら、その片鱗も無い。

あくまでも 出汁 だけなのね。
だとすると+50円って、びみょ~。
何故って、副産物じゃん。


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メンマは濃い色と味。
軟らかい歯応え、舌でもふにゃりと押し潰せそう。

海苔はトランプ大が一枚。


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トッピングの玉子は表面に薄い色付き。
黄身は良い加減に半熟になっている。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


「ごちそうさま」と店を出る時にも
再び「お待たせして、大変、申し訳ありませんでした」と
再度声が掛かる。

うん、いいんじゃないか、この物腰は。