第62回東京藝術大学卒業・修了作品展 2014年1月26日（日）

本日が初日。
で会期は～1月31日（金）まで。

休日が一回しか挟まらないから、
一般的な勤め人としては今日、行くしかない訳だ。

それが為か、場内は相当の混雑。

会場は、藝大美術館・大学構内の各棟・東京都美術館の
三か所に分かれているにもかかわらず、何れもが、だ。

客層は例年のことながら、本学を目指しているいるのだろう
年少の女子、およびその家族、または在学中の学生の親族が
圧倒的に多く見受けられる。

そしてまた、今回はより集客を高める為か、イベント性を増すためか
「スタンプラリー」も開催され、選べる景品は相当の上モノ。

今後「ラリー」にチャレンジするヒト向けにアドバイスしておくと、
「アガリ」を【藝大美術館】の設定しておくと、
景品を選択する際に無駄足を踏まずに済む様だ。

さてさて、展示内容はと言うと、
やはり例年通り既視感のある作品が多くみられるのだが、
そんな中でとっても素晴らしくお馬鹿さんな作品が二点。

何れの制作者が作品の中に入ってのインスタレーション。

一つは、
『ユゥキユキ』の〔脱力天使✡ユキエル 〕。
思わせぶりな暗幕をあけると、調度も含め真っ白い部屋。
そこに、天使を思わせる（って、ホントの天使は両性具有だが・・・・）
真っ白な衣装を纏ったご本人が、物憂げに
ベットに寝そべったり、スマホをいじったり。
その間の詳細は本人のツイッター参照だが。
いやいや、笑わせてくれる。でも、その容姿や仕草に、
おぢさんとしては、ちょっと萌えたりもする。

もう一つは、
『三木みどり』の〔ラッキーアイスクリーム〕。
ピンクとホワイトのアイスクリーム（当然、フェイク）に囲まれた部屋の片隅に、
やはりご本人がこんな衣装でぽつんと座る。
所謂{KAWAII}系ではあり、本人の可愛さはまた別モノとして、
その空間は見ていてココロが浮き立つ様だ。

勿論、中には『大熊弘樹』描くところの、
中の女性達の面立ちが素晴しい細密な人物画の力作もあり、
その方面での興味も抜かりはない。