封切り三日目。
席数235の【シアター1】の入りは三割程度と
平日の昼下がりにしては良く入っている方ではないか。
平日の昼下がりにしては良く入っている方ではないか。
客層は六十代以上が九割で、
夫婦連れも居れば、男女が個人での来場も居る。
夫婦連れも居れば、男女が個人での来場も居る。
そこでは、妻『平井時子(松たか子)』、
夫『雅樹(片岡孝太郎)』、息子『恭一』が、
不自由の無い生活をおくっていたが、
夫が会社の部下『板倉正治(吉岡秀隆)』を連れて来た事から、
家庭内に小さな波紋がさざ波となって広がって行く。
夫『雅樹(片岡孝太郎)』、息子『恭一』が、
不自由の無い生活をおくっていたが、
夫が会社の部下『板倉正治(吉岡秀隆)』を連れて来た事から、
家庭内に小さな波紋がさざ波となって広がって行く。
オープニングは「大船調」を彷彿とさせるもの。
景色が数カット映り、次第に人物へと移行して行く。
景色が数カット映り、次第に人物へと移行して行く。
それにしても、全体的にかなり凝った映像だ。
ある時はセピアに、ある時は濃い色に、
場面に応じて、その色調が自在に変化する。
ある時はセピアに、ある時は濃い色に、
場面に応じて、その色調が自在に変化する。
尺の割には、小品じみた趣き。
若干説明過多の部分もアリ、
もうちょっと観客の側に委ねる造り方もあったのでは、と思うが
全体的にはまずまず良く出来ている。
もうちょっと観客の側に委ねる造り方もあったのでは、と思うが
全体的にはまずまず良く出来ている。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
丁度話中の『タキ』と同年代の彼女が、
昭和っぽいぺったりとした面立ちで
甲斐甲斐しく演じているのには好感が持てる。
昭和っぽいぺったりとした面立ちで
甲斐甲斐しく演じているのには好感が持てる。
所作もそうだが、科白も鼻濁音が多く感じ、
演じる側はさぞかし大変だったろう。
演じる側はさぞかし大変だったろう。