和食えん＠水道橋：居酒屋～ちょっと高級。

場所は【東京ドーム】のまん前のビル５階。
店内は相当広め。
しかし、１９時を過ぎれば、かなりの混雑。
ドーム側は大きく窓が切り開けられ、
カップル用の席となっている。
夜景が綺麗だもんねぇ。
当日も、男×女、女×女で、鈴なり状態。

「ぐるなび」の通常平均は5,000円。
ただ、夜はサービス料１０％と、
チャージ５３０円が課金される。
アルコールの値段も少々高目。
エビスの生が６８０円だし。

さて、そんな状況で、
我々の払いは、いったい幾らになるんだろうか。

《突き出し》は蕪のふくめ煮。
蕪の土臭さは消され、繊維も気にならず、
しかし歯応えは残しながら
薄味の上品な出汁で煮あがっている。

《刺身四点盛り》
この時期ならではの鰹が特に美味い。
たっぷりとした切り方にも好感がもてる。

《鮭の煮びたし》
段々と鮭も脂が乗り、旨味を増して来る。
独特の匂いは抑えられ、出汁を含め
味が上手に抽出されている。
クラゲと舞茸が添えられている。

《焼き茄子》
これも旬。秋茄子は身が詰まって
本当に美味い。

《自然卵の出汁巻き玉子950円》
甘さは抑え目、出汁の味がどちらかと言うと効いている。
半分に割ると、中から黄味がとろりと流れ出す。

《蕪蒸し》
具沢山、加えて種類も多く入っている。
出汁の深い味だしな。

《えいひれの炙り焼き780円》
俗に言う《えいひれ》とは
一線を画している。
厚みがありふっくらと軟らかい。
味醂の加減も程好い。

《鰯のつみれ》
でかい、一玉がピンポン玉くらいある。

《しんじょ》
蟹がふっくらと揚がっている。
濃厚な味。表面は軽やか。

《ハラス》
ハラスと言うには、余りにも上等の部位。
身が多いんだもん。
が、脂の乗りも上々。
皮目も美味い。
百万石と交換したくなる。

《江戸盛り　板せいろ蕎麦850円》
〆。
しゃっきりと締められ
喉越しも良い、滑り降りる時に
新蕎麦の香りがふうわりと鼻に抜ける。

これに、ビール・サワー・日本酒・焼酎
等を散々飲み倒し、三人の払いは
三万円弱！！

すげ～、通常平均の、ほぼ倍だ。
何ていい客なんだ、俺達。

注）ちなみに訪問は秋口です。
値段が付記されていないメニューについては
名称は勿論、素材・調理法の記憶が違っている場合があります。