席数89の【シアター8】の入りは五割程度。
「109シネマズの日」とは言え、平日の早い時間であれば
こんなものか。
「109シネマズの日」とは言え、平日の早い時間であれば
こんなものか。
客は、中高年の男性が多い。
やはりクライムものを好む層かな。
やはりクライムものを好む層かな。
【ボストン】の【チャールズタウン】は
全米一銀行強盗・現金輸送車襲撃の発生率が高い地域で、
それを生業としているプロ集団が多く住むところである事が、
まず周知される。
全米一銀行強盗・現金輸送車襲撃の発生率が高い地域で、
それを生業としているプロ集団が多く住むところである事が、
まず周知される。
そして、実際の銀行強盗のシーン。
それは定型作業をこなす様に、実にスムース。
一つ一つの行動に、キチンと意味があることも提示され、
ほんの数分で業務は終了。
強盗団は大枚を奪い逃げ去って行く。
それは定型作業をこなす様に、実にスムース。
一つ一つの行動に、キチンと意味があることも提示され、
ほんの数分で業務は終了。
強盗団は大枚を奪い逃げ去って行く。
短いカットを積み重ねた切れの良い描写は
渦巻きの中に投げ込まれた様なドキドキする感覚。
放り出された時は、爽快感さえ覚える。
渦巻きの中に投げ込まれた様なドキドキする感覚。
放り出された時は、爽快感さえ覚える。
片方で、『ダグ』の恋の行方を見せながら、
もう一方で強盗の「仕事」が積み重ねられて行く様子が、
淡々と描かれる。
もう一方で強盗の「仕事」が積み重ねられて行く様子が、
淡々と描かれる。
その中で、この四人は、
ハイテク担当/車担当/銃・暴力担当、と
バランスのとれた集団であることも示され、
語り口にも抜かりが無い。
ハイテク担当/車担当/銃・暴力担当、と
バランスのとれた集団であることも示され、
語り口にも抜かりが無い。
犯罪と犯罪の合間のシークエンスは
人間ドラマが中心となるので、
必然的にアップが多くなるのだが、
位置関係を上手く切り替え、
陳腐にならぬよう撮っている。
人間ドラマが中心となるので、
必然的にアップが多くなるのだが、
位置関係を上手く切り替え、
陳腐にならぬよう撮っている。
人質を好きになってしまうなんて
かなりお間抜けなハナシだが、
エピソードを丁寧に積み重ねることで
不自然さはあまり感じられない。
かなりお間抜けなハナシだが、
エピソードを丁寧に積み重ねることで
不自然さはあまり感じられない。
単純なアイディアを、相当な手腕で練りこんだ、
犯罪アクション映画に見せかけた良作である。
犯罪アクション映画に見せかけた良作である。