
会期は~12月23日(火・祝)で開催期間は二週間と短いから
時期を見計らってはいたんだが、場内はさほどの混雑にはなっておらず、
ストレスが溜らない鑑賞環境。
時期を見計らってはいたんだが、場内はさほどの混雑にはなっておらず、
ストレスが溜らない鑑賞環境。
それ以外では、
『奥村彰一』の〔おねえ山水/五色鳥の逃避〕が馬鹿馬鹿しくも素晴しい。
淡いながらも彩色のされた山水画は、中央にイマドキの御姐さんがデンと配置され、
本来であれば画の中心に在るべき山水や老師は
隅っこの方に追いやられている。
『奥村彰一』の〔おねえ山水/五色鳥の逃避〕が馬鹿馬鹿しくも素晴しい。
淡いながらも彩色のされた山水画は、中央にイマドキの御姐さんがデンと配置され、
本来であれば画の中心に在るべき山水や老師は
隅っこの方に追いやられている。
かなり崩した形式だけど、こういった異なる次元の取り合わせが
巧く行くと効果を発揮するから。
巧く行くと効果を発揮するから。
あと
駅前のロータリーを競馬場に見立てた『小山久美子』の〔パドック〕や
単調な曲線の反復がしかし、不安さも醸す『福室みずほ』の〔遠雷〕、
波間にぷかんと浮かぶ人をシンプルな線の組み合わせで構成した
『遠藤美香』の〔浮き島〕などが、目を楽しませてくれた。
駅前のロータリーを競馬場に見立てた『小山久美子』の〔パドック〕や
単調な曲線の反復がしかし、不安さも醸す『福室みずほ』の〔遠雷〕、
波間にぷかんと浮かぶ人をシンプルな線の組み合わせで構成した
『遠藤美香』の〔浮き島〕などが、目を楽しませてくれた。
聖書に題材を摂りながら、登場人物は皆アニメ顔。
妙にリアルな動物が描き込まれ、
日本古来の、または西洋独特の文様もあしらわれ、
過去の名作からの意匠そのものやモチーフの引用、
背景にカタストロフの描写と
兎に角観ていて飽きない。
妙にリアルな動物が描き込まれ、
日本古来の、または西洋独特の文様もあしらわれ、
過去の名作からの意匠そのものやモチーフの引用、
背景にカタストロフの描写と
兎に角観ていて飽きない。
以前とはかなりテーマが変ってしまったけど、
これはこれで新たな表現の地平が開けたと
素直に喜ばしい。
これはこれで新たな表現の地平が開けたと
素直に喜ばしい。