RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ナツ・アニメ・マンガ in KAWASAKI@川崎市市民ミュージアム 2014年9月28日(日)

【アートギャラリー1~3】を利用し、三つの展示


【アートギャラリー1】トムス・エンタテインメント アニメと歩んだ50年展

『トムス・エンタテインメント』は
巨人の星〕〔エースをねらえ〕〔ルパン三世〕等のテレビアニメ制作会社。

1964年の〔ビッグX〕え始めとして、手がけた作品群が年表に纏められ、
幾つかの作品には詳細なスタッフリスト。
仔細に見て行くと、懐かしい名前がちらほらと、勿論、声優さんでは
現役の人も多し。

セル画も並べられ、物量の面では不満だけど、
それよりもなによりも、懐かしさがこみ上げて仕方がなかった。
毎週毎週、これらのアニメを楽しみにしたんだよね、子供の頃は。


【アートギャラリー2】水野英子展 わたしのマンガの描き方

失礼な言い方かもしれないけど、最早生きる伝説だよねぇ『水野英子』。
御年75になろうとしている。

トキワ荘」時代の盟友の男性作家達が次々と亡くなるなか、
今でも「ツイッター」や「フェイスブック」で情報発信してるし。

展示されているのは複製原画と〔水野英子・マンガを描く〕と題して
ご本人が原稿を画いている時の映像。

これがまた凄いんだ。手描きで、
スクリーントーンとか定規を使わずに細密に描き上げて行くんだよ。


【アートギャラリー3】下川凹天と日本近代漫画の系譜

下川凹天』は日本の近代漫画の嚆矢。
本人の作品と、1912年からの日本の歴史とを併せた履歴が
年表で示され、まことに生き難い時代での活動であったことが
ホントに良く判る。

しかし、面白いのはそれだけではない。
作品が連載されていた「読売サンデー」に掲載されている広告とか、
日本最初の夕刊紙である「東京毎夕新聞」にはエロっぽいページがあり
そこに連載を持っていたとか。


会期は~10月5日(日)まで。