RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

誰も守ってくれない@109シネマズ川崎シアター2 2009年1月24日(土)

封切り初日の映画館に行くなんて、何十年ぶりだろう?
昔は初日オールナイト、良く行ったのに・・・・。

あと、川崎で映画を観るのは、実は初めてだったりする。
家からは日比谷や銀座に行くのと同程度の時間だし、新宿・渋谷よりは遥かに近い。
最近キレイになったという話は聞いていたが、なんとなく食指が動かなかった。
今日は、別件もあり、併せて映画も観ようと。

写真は撮れなかったので無し。

佐藤浩市』演じる刑事が、殺人事件の容疑者の妹(『志田未来』、好演ね)の保護を命令される。
ただこの刑事も、過去のある事件のために、心に負った傷がある。
そんな二人が世間から追われ、逃避行を始める。

確かに脚本が良い。
現実からの浮遊感はあるものの、最近のインターネットやマスコミの状況を
リアルに表現している(フジテレビ製作ってえのは、多少自虐的だけど)。
志田未来』演じる妹の言動は、「うんうん。15歳の子供ならこんなだよね」と、納得感有りまくり。

カメラはよく動く。
ドキュメンタリー映画のように、画面が流れるし、始終細かく動いている
ステディカムを使っていることがエンドタイトルに出ているけど、
これはオープニングのシーンだけかな)、それが緊迫感を出している。

内容的には、親子ほども歳が離れている男女の、逃避行を描いたロードームービー。
そして同時に、崩壊しかけている家族が、色々なカタチで再生していく過程をも描いている。

観て損は無い一本。


チネチッタ川崎】も見て来たけど、けっこ~キレイだった。勿論、【109シネマズ】も。
今後は大いに通おうかな。