RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

東京都写真美術館 2009年1月2日(金)

今年初の美術展は【東京都写真美術館】@恵比寿へ。
なぜかと言うと、1月2日は展示会は全て無料という太っ腹さなのだ。

イメージ 1
”甦る中山岩太”@3階展示室

イメージ 2
ランドスケープ 柴田敏雄展”@2階展示室

イメージ 3
”イマジネーション/視覚と知覚を超える旅”@地下1階展示室

正規料金だと、三つあわせて1,900円!
中山岩太』はディスカウントチケットでも450円だから、
この豪気な企画には、も~感謝・感謝である。


混雑を覚悟して行ったのだが、会場内はさほどの混雑ではない。
「無料」に惹かれて来た、日頃はこ~ゆ~所に来なさそうな人や、
写真好きのお父さん(一眼レフカメラを肩から下げている)に引率されて来た家族連れが目立つ。


前にも書いたように写真展はそれほど行っているわけでは無いから、
あまり語れない。例によって気になったものを幾つか。

中山岩太
〔長い髪の女〕1933年の写真とは思えない現代的な女性の肖像(白黒写真)。
アングルといい陰影といい、加えて顔立ちといい、好きだ~。

柴田敏雄
〔Tomobe service Area〕〔Green River〕前者は日本の高速道路のサービスエリア、
後者はアメリカのロードサイドの店を夜撮影した白黒写真だが、
なんとも言えない寂寥感を感じる。『ホッパー』の〔ナイト・ホークス〕みたいな印象。
(ちなみに当日は14時から作者本人が来場し、作品を解説するイベントがあった。
その時間は入り口付近、ムチャ混みだった)

“イマジネーション”
宇川直宏』の〔Fresh Fruits, Vegetables & ANIMA MxKxM〕
野菜や果物を組み合わせたオブジェに、あ特定の点から光をあてると、
<有名なねずみ>の影が投影される作品。
福田繁雄』の〔ランチはヘルメットをかぶって・・・〕~これは、
ナイフやフォークを突き刺したオブジェがバイクになる~に似た感じ?

あと、映画の上映もされていて、『リュミエール兄弟』の(有名な)<機関車>も見ることができる。

<カメラオブスクラ>の実物。これは、『フェルメール』が使った、と言われている道具。

『近森 基++久納 鏡子』の <Tool's Life~道具の隠れた正体>
台の上に据え付けられているコップとかハンマーに触れると、色々なコトが起こる・・・・。


いや~、堪能させていただきました。
クイズに答えると抽選ができて、絵葉書がもらえる企画も由。
新年早々、素晴しいぞ。春から縁起が良いわい。