RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

1930年代・東京@東京都庭園美術館 2008年12月23日(火)

庭園美術館】といえば、
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何を置いても、この外観。

あとは、
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エントランスの『ラリック』

{アールデコ}の内装を観るだけでも十分楽しいのだが、今回の展示は、
朝香宮邸】が建てられた1930年代(勿論、{アールデコ}が流行った頃でもある)
に焦点があてられている。
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チケットはディスカウントで700円。
庭園の入場だけでも200円かかることを考えると、まあ妥当か。


話は横にそれるが、以前昼間に来た時に、どう見てもこれは不倫のカップルだろ~、という
オジサンと若いオネエサンが並んで、仲睦まじそうに弁当を食べているのを目撃したことがある。
400円(二人合計)払って中に入れば、知り合いの目も無いだろうし、二人の時間のためには、
コストパフォーマンスの良い、賢い選択かもしれない。
自分にはカンケーの無い話だが。

閑話休題
で、肝心の展示内容であるが、これが「う~ん」と考え込んでしまう。
確かに1930年代の東京の様子が判る物が色々と展示してある。
それは、写真だったり、本だったり、ポスターだったり。
勿論、絵画もあるし、建物自体がその時代を体現している。
ただ雑多な印象を受けてしまうのだ。
沢山並べました~、時代も風俗も良く判るでしょ~、みたいな。

絵画で良かったのは『菊池隆志』の〔室内〕。窓際の椅子に女性が、気だるそう座っている。
その感覚が良い。窓に架かっているカーテンの質感も素晴しい。
あとは、宮家の慶事の際に配られた、数々の<ボンボニエール>。
細かい細工、意匠もとりどりで楽しいし、美しい。

庭園の見学も含め、一時間半くらいは居たか。内装をゆっくり観たからな。
その意味では満足。