丸紅コレクション展＠損保ジャパン東郷青児美術館 2008年12月14日（日）

【損保ジャパン東郷青児美術館】＠西新宿

“丸紅コレクション展”

ディスカウントチケットを先月末に７５０円で購入。
しかし、（ディスカウント店での）チケット購入のタイミングは本当に難しい。
“ハンマースホイ”なんかは安く買ったけど、その後テレビで紹介されて値が上がった。
今回の作品展も、今日数件回って見たら、２８０～５００円程度のプライス。
需要と供給の関係、会期等にも影響するからなぁ。買えないと、それはそれで悲劇だし。

会場は『ゴッホ』の〔ひまわり〕でも有名な場所。こちらでは常設展示なので、
十何年振りに観るのも楽しみだ。
入り口のロビーに着くと、エレベーター前はかなりの行列（美術館は４２階にある）。
近づくと、一基のエレベーターでピストン輸送している。複数台使おうよ。
更に、中に入ると<出品目録>が用意されていない。・・・・あんまりだろ、それは。

入り口付近は（例によって）混雑しているが、全体的にはさほどの人ではない。
展示数は多く無い（８０点くらい）けれども、気に入った作品が数点あったので、
一時間くらいかけて、ゆっくりと観た。

会場内は、時代衣装／意匠図案／日本洋画／西洋洋画等の各コーナーに分かれて、
展覧会のタイトル通り、丸紅が収集した美術品が展示されている。
解説文が丁寧に付けられており、作品を観るよりも文字を見る時間の方が長い人も多くいる
（あ、どこでもそうか）。

今回の目玉〔美しきシモネッタ〕は描き込みも細かく、なるほど人物の雰囲気といい構図といいい、
{ラファエル前派}によく似ている

それ以外には『加山又造』の〔雪山〕。金・銀を使って、冷たい雪の様子が、美しく表現されている。
{琳派}を継ぐ者だな。
『小磯良平』の〔バレリーナ〕。グワッシュでざっくりと描かれているが、
女性の体の柔らかさが感じられる。
『キスリング』の〔ミモザの花〕。黄色い絵の具が盛り上がっているぞ！！

『東郷青児』と〔ひまわり〕を観て、外に出る。払った金額の割には、満足度高かったな。
これで、<目録>が用意されていればなあ。