RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

麺屋 あら炊きらーめん 海神@新宿 2018年12月27日(木)

【東南口】に出てテレビにも度々映る幅のある階段を降り
目の前に在るビルの二階。

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窓いっぱいに描かれた絵は目立つけど
入り口の階段は狭いわ、
ホントに営業しているか判らないわで
不安に襲われつつ一歩一歩を進める。

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店内は壁に向いたストレート六席のカウンター、
四人掛けのテーブルが二卓、二人掛けが一卓。

11:15の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は十。

判り難い場所にもかかわらず、結構な繁盛ぶり。


オーダーは各所に置かれたメニューを見ながら直接。
会計は渡された伝票を持ち、食後に店奥のレジで。

食したのは、
あら炊き塩らあめん焼きおにぎり付。
値段は980円。

口頭で伝えると「麺大盛り無料ですが」との声掛けがあるので
迷わずにお願いする。


5分ほどで
白い厚手の丼に入った一杯と、お握りが乗った平たい皿が
四角い盆にセットされ供される。


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麺が美しく整えられている。
茹で上げてからこんなに綺麗にできるものだろうか?
この形状のまま湯に入っているんじゃ?とも思ってしまう。


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たっぷりの白髪葱、
茗荷、大葉、糸唐辛子が添えられる。


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具材は紅白で目出度い感じ。

白い方は鶏つくね。
軟骨も叩かれ混ざっている。
ねっとりとした口当たりに鶏の味がしっかりして美味しい。

赤い方は海老つみれ。
こちらも口当たりが独特で、香りも上々。


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麺は細、ストレート、軽くカール。

啜り心地は良好でするるんと唇を通り
ぷっつりな歯当たり、
すとんと喉を駆け降りて行く。

幼い頃に食べた柳麺を彷彿とさせる気持ちの良さ。

量は200gほどかな。


スープは魚介塩。透明感のある黄金色。
魚の油が滴々と浮かぶ。

アラを炊いているとの謳いだが
臭みも無く、お吸い物の様に上品に仕上がっている。

アラをベースにこんなに品良く仕上がるかしら?ちょっと疑問。

ちなみに本日の素材は、鯛・穴子・平正・平目。


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あ握りは塩梅良く焼かれ、へしこ が塗られている。
そのまま食べると、やや硬めの握り加減。

そのまま食べても十分にイケる。
添えられている粉末は山椒。

残したスープにお握りを投入、
突き崩して茶漬けのようにさらさらと頂く。

へしこ の香りが立つも、米がスープを吸うので
塩分を強く感じてしまう。

こんなに鹹かったんだねぇ。

などと言いつつ、するっと完飲。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


麺と米を合わせてそこそこの量にもかかわらず
随分と早い時間にお腹が空いてしまう。

思うにスープの重さがさほどないからかと。