RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

らあめん 満家@大久保 2016年12月29日(金)

あの『満来』の初代店主の下で
修行した人の出店と聞く。

当該店に自分が頻繁に通っていたのは
もう三十年も前だから
顔を合わせたことくらいあるかもしれない。


小滝橋通り】沿い。
【百人町交差点】と【北新宿一丁目交差点】の丁度中間あたり。

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店内は美しい白木のJ字型九席のカウンター。


12:55の入店で先客は二。
その後、食べ終わって出るまでの来客は五。

券売機は入り口右手。


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食したのは、やっぱこれでしょ
チャーシューざるらあめん。
値段は1,200円。

多分、今年最後の一杯になると思われるので
少々おごってみる。


食券を渡してから七分ほどで
先につけ汁が、一拍あって麺が
カウンター上に置かれる。


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頭頂部には大き目の刻み海苔。

しかし、麺は中、やや細、ストレート、僅かに捻じれ。
本家は、もっと平で、縮れていたかと。

表面滑らかでつるんとしている。
啜り易いんだけど、一本が物凄く長くて
一息に、とはなかなかいかない。

これも同様に、もっとにゅるんと軟らかめだった記憶があるので
やや違っているかも。

量は300gに欠けるくらい。


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つけ汁にはみっしり詰まったチャーシュー。
表面から盛り上がっている。

子供の掌大、一cm厚が七枚ほど。
脂分少なく、赤身が軟らかく煮上がり
さくりと噛み切れ、口の中でほろりと解けて行く。

なんて上等なんだ。さっぱりしており、
個体間のバラつきも無い。

本家は、もっと筋っぽかったり硬かったり、
かなりブレがあったぞ。

おまけに、天面は大きい肉でも、
下に入っているのは短冊状だったから
その面でも違っている。


つけ汁は鶏ガラをベースにしたと思われる
動物系の醤油。

酸味も辛味も鹹さも中庸。

尖り無いし、油っぽくもないし
さらりとしている。七味も効き過ぎてないし。

さらっと完飲してしまう。


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メンマは濃い色と味。
しかし軟らかく美味しい。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


意匠は似ているけど、全体的に
かなりソフトにチューンされ
イマっぽく、食べ易くなっている。

しかし豪快さや野趣には欠けるし、
何よりも、一杯食べた時の腹持ちが随分と違う。


まぁ、あくまでも、本家を下敷きにした
新しいカタチと受け取れば、これも十分にアリとは思う。