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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ソバダイニング クワトロ@大森海岸 2016年11月5日(土)

本年八月の新店。

 

この場所が工事中なのには気づいており、
その後ラーメン屋さんだと判った時には
よくもまぁこんな人通りの無い処に、と
驚いたもの。

 

場所は【桜新道】沿い。
すき家』の斜向かい。

 

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10:55の店頭着。
先客はゼロ。
店頭のベンチに腰を下ろし待つことにする。
更に二人が接続。

 

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時計を確認して、ぼちぼちかな、と
思った頃に、中から店員さんが顔を出し
「申し訳ありません。あと三分だけお待ちください」と。

 

三分ねぇ。

 

結局、店内に招き入れられ、食券を買ったのは
11:05。
こ~ゆ~時は、少し長めに言っておいた方が良いかと。
早くなって怒る人は居ない訳だし。


店内は厨房に向いた鋸の歯のような形の八席のカウンター。

 

食べ終わって出るまでの来客は計四。

 

券売機は入り口左手。

 

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食したのは、
(海) 魚海香る塩そば+替玉 。
値段は800+100で900円。

 

二枚の食券を並べてカウンター上に置く。


それから十一分後、特製のトレーの上に
箸と蓮華、大振りな丼がセットされカウンター上に置かれる。
「熱いのでお気を付け下さい」と一言添えられて。


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一目見て麺量が少ない。思わず
「これ替え玉入ってますか」と、声を掛ける。

 

「別途お作りしますので、お声掛け下さい」とのコトだったが、
これも同時に申し添えるべきだろう。


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オゴノリに紫水菜。緑色が映える。
たっぷりの白髪葱の上には茗荷とピンクペッパーが二粒。
白身魚の練り物の中には海老、葱の青い部分も刺さっている。

 

美しいディスプレイ。


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白髪葱の下には大人の掌大、薄目のバラ巻が一枚。
さっと炙られ、適度に脂が落ち、薄目の味付け。


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麺は細、ストレート。ややパツンとしている。

 

啜り心地は上々、ぷっつりとした噛み応え、
すっきりとした喉越し。

 

麦の香りがふわっとする。

 

量は100gちょっとだろうか。


スープは透明度のある清湯塩。

 

魚介系の乾いた旨味がさっと広がり
その後で、軽快な潮の香りがやって来る。

 

これにはたっぷり入っている海藻類が良い仕事をしているよう。
潮の味がしつこくなく嫌味もない。

 

塩の尖りも無く、さっぱりした旨味だけで
十分に食べさせるチカラがある。


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頃合いを見計らい替玉をお願いする。
こちらはかなり短い時間で供される。

 

先より硬めの茹で加減。
その分、小麦の旨味も強くなる。


当然のコトながら超速で食べ終えスープも完飲。

 

後で喉が全く渇かないのも凄いこと。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


商品は勿論、什器や食器、内装、
店員さんのユニフォームまで、とことん練り込まれた一店。

 

でも、客あしらいだけは事前の計算通りには行かないよね、
との認識を新たにした。


帰り際に『麦苗』の前を通ると
開店前で二十人以上の並びが出来ていた。