「フレンチ」とは言ってもクラシカルなそれではなくモダン、
オマケに「和」のテイストも其処彼処に香る。
オマケに「和」のテイストも其処彼処に香る。
場所は【山手通り】と【駒沢通り】の交差点から
【目黒川】方面に。
【目黒川】方面に。
入り口も川に面しているのだが、
最初は判らなくて、少々戸惑ってしまった。
最初は判らなくて、少々戸惑ってしまった。
事前の予約を入れ、昼前の入店。
店内は入って直ぐ左手に二人掛けのテーブルが二卓
右手には厨房に向いたL字型十席のカウンター。
右手には厨房に向いたL字型十席のカウンター。
奥には小部屋が二つ。
各四人卓が置かれているが
ここは可変スペースのよう。
各四人卓が置かれているが
ここは可変スペースのよう。
上階への階段もあり
ロフトスペースに通じる。
ロフトスペースに通じる。
開店前後から次々の来客で
続々と席が埋まって行く。
続々と席が埋まって行く。
何が凄いって女子比率の高さ。
九割がたが妙齢の女性。
九割がたが妙齢の女性。
男同士だと、ちょっと入り辛いかも。

《アミューズ》
スペインのパンで《コカ》との説明。
薄めでぱりんと割って口の中に入れると
ジンジャーの味が仄かに。
ジンジャーの味が仄かに。
麦の味も含めて本当に素朴な美味しさ。
添えられているのは
トリュフを練り込んだバター。
トリュフを練り込んだバター。
最初の冷たい状態よりも
少し軟らかくなってからの方が旨味をより感じる。
少し軟らかくなってからの方が旨味をより感じる。

《季節の前菜》

《野菜の盛り合わせ》
鎌倉野菜の盛り合わせ。
一体何種類入ってるんだろう。
一体何種類入ってるんだろう。
見目も鮮やかでそれだけで心が浮き立つ。
仕込みも手が込んでいる。
生の状態、煮るなどしてして火を通したもの。
それも一つ一つ味付けが違う。
生の状態、煮るなどしてして火を通したもの。
それも一つ一つ味付けが違う。
日本料理の《炊き合せ》を意図的にバラしたような。
そして複数種のソースは
自分で好きなように野菜と組み合わせて食べることができる自由度の高さ。
自分で好きなように野菜と組み合わせて食べることができる自由度の高さ。
これは気に入った。

《魚料理》
一瞬《椀もの》かと思った。
魚は銀鱈。
薄い皮目はぱりっとし、身はほっこり。
塩加減が絶妙でこれだけで食べても十分にイケる。
そして、鱈の身を爆ぜずに火を入れるって
結構難しいと思う。
薄い皮目はぱりっとし、身はほっこり。
塩加減が絶妙でこれだけで食べても十分にイケる。
そして、鱈の身を爆ぜずに火を入れるって
結構難しいと思う。
下にひかれている野菜は、なんと搾菜とキャベツ。
搾菜は発酵度低めで尖りのない味。
搾菜は発酵度低めで尖りのない味。


《肉料理》
ブランド鶏を低温調理してから皮目を焼いたもの。
皮はぱりぱりで好きな食感。
身はしっとりと、良好な火の入り加減。
ナイフがすっと通っていく。
身はしっとりと、良好な火の入り加減。
ナイフがすっと通っていく。
そしてこれも塩の具合が良好だ。
ソースはベリーをベースに。
カラメルのような香ばしさもあり、
肉に甘いソースって西洋料理ではホントにありだな、と思う。
カラメルのような香ばしさもあり、
肉に甘いソースって西洋料理ではホントにありだな、と思う。
付け合せも三つほど。
鶏の後ろに隠れているポテトがウマウマ。
鶏の後ろに隠れているポテトがウマウマ。

《デザート》
二種のアイス。
クリームの方は底に濃厚なチョコが下に置かれ
たっぷりの甘味。
たっぷりの甘味。
フルーツはマンゴーベース。
舌触りも滑らか。
口の中がさっぱりとする
舌触りも滑らか。
口の中がさっぱりとする
カフェとプチフールが付かないのは
残念だけど、パンはお代わり自由なので
そこそこお腹が膨れた。
残念だけど、パンはお代わり自由なので
そこそこお腹が膨れた。

飲み物は《Henri Giraud》で始めて
《Kungfu Girl Charles Smith Riesling》×二杯は何れもグラスで。
《Kungfu Girl Charles Smith Riesling》×二杯は何れもグラスで。
呑んだ量を勘案すると最初からボトルで頼んだ方が安くついたかも。
ワインの値付けは市価の2.5倍ほど。
ワインの値付けは市価の2.5倍ほど。
三人分の御代は〆て2.5万円。
食事よりも酒の金額が高くなるなんて
やや呑みすぎで忸怩たる思い。
食事よりも酒の金額が高くなるなんて
やや呑みすぎで忸怩たる思い。
評価は
ちょっとお高いフレンチのランチ基準の☆五点満点で
☆☆☆☆。
ちょっとお高いフレンチのランチ基準の☆五点満点で
☆☆☆☆。