RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

銀座 道玄@東銀座 2016年7月12日(火)

先月末オープンの新店。

【A2】出口から『元楽』の前を通り
一風堂』の前を過ぎ、次の角のビル二階。

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店名プレート以外は、それと判る印も無く、
初めての人は戸惑うかも。

道理で、店の周辺ではプレートを掲げた御姐さんが
複数で声掛けをしているわけだ。

しかしエレベーターを降り店の前に立てば
なかなか渋い構え。

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店内は厨房を囲むL字型九席のカウンター。

11:15の入店で先客はゼロ、
その後食べ終わって出るまでの来客はゼロ。

地番は兎も角、二階と言う設えはやはり判り辛い。


オーダーは各所に置かれたメニューを見ながら直接。

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会計は食後にカウンター越しに。


食したのは、
チャーギュウ麺 つけ麺+替え玉+トッピング半熟煮たまご。
値段は1,000+100+100で1,200円。

味は《白》と《黒》があり、
さっぱりしていそうな 白 を選択。

麺量は並:225g、大(替え玉):300gとのこと。


九分ほどで麺とつけ汁が供される。

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やあ、やっぱり、店のウリ
ローストビーフに目が行ってしまう。


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麺は中、捻じれ。
角が立ち表面は滑らか。
つるんとした啜り心地。

しかし、歯応えはしっかり。
芯が厚く、そこそこの格闘感もあり
むっちりした噛み応え。

量は確かに300g。腹八分目かな。


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つけ汁の表面には厚めに透明な油の層。
その下には、やや黄身を帯びた
美しく白濁した汁。

見た目からして滑らか。
良質なポタージュスープのよう。

ただ、粘度はそんなに高くない。

そしてひと口啜って吃驚、なんちゅ~濃厚さ。

油の口当たりも相俟って、
煮詰めた牛骨スープにバターでも溶かしてあるのかと
思ったもん。

それ程の強い旨味。
もうちょっとで しつこいな と思わせる
ギリギリの線で踏みとどまっている。

なのに、後口はすっきり。
全然お腹に溜らないのは不思議だ


具材は、ローストビーフ、モヤシ、水菜。


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ローストビーフは長い短冊状、薄目のモノが四枚。
もうちょっと、厚みと幅がある方が
個人的には好みだけど、
口当たりといい味といい、王道を行くしっかりした造り。

二枚はそのまま、もう二枚はつけ汁に漬してから。
仄かに熱が加わると、食感も変化する。


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モヤシはさっと湯がかれている。


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トッピングの玉子は濃い色付き。
黄身の芯はとろりと流れ出す。
魚系の出汁の旨味も染み、濃厚な美味しさ。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


値段はそこそこ行ってしまうけど
納得づくの一品。

肉量が200gはあるだろうと想定される
《極み》なんか食べた日にゃ~、
終日ウキウキになるかも。