RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

しゃぶ禅@六本木:しゃぶしゃぶ

もう三十年も前のコトになるけど
ちょっと気の張った夕ご飯の時は
フレンチかしゃぶしゃぶ という時期があった。

もう、親の仇のように食べていたかも。


でも、その後は、なにか
憑き物が落ちたように、しゃぶしゃぶ は食べなくなったのよね。

勿論、家では年に一~二回はするけれど、
外食時には二年に一度くらいの頻度だろうか。

その分、食のバリエーションが増えたとも言える。

で、ひさびさに しゃぶしゃぶ しようと標題店

当日の予約もあっさり入り、
少し遅い時間での訪店。

【飯倉片町】の交差点そばという立地の故か
外人さんの比率が随分と高い。


食したのは
しゃぶしゃぶ食べ放題。
値段は5,000円(税別)。

《すきやき》との選択性だけど、
こちらの方が肉の量を食べられるじゃない。


先ずはビールで喉を潤おす。
ヱビス》の生が700円と少々お高い。

なので早々に焼酎に替えてしまうけど、
これもボトル500mlが最低2,800円~と
よい値段。


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《お通し》

茄子の煮びたし

きりっと冷えた季節らしい一品。
皮が軟らかく、出汁の沁み具合も上々。

添えられている擂り颪た生姜の
口当たりの滑らかさににも驚く。


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《もろきゅう》

コース外の一品。
値段も普通の居酒屋の倍だけど
見た目からして違う。

胡瓜の佇まいの良さったら。
さくりとした歯応えも良い感じ。


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《谷中生姜》

これもコース外。
味噌を塗って焼き目が付いている。
生姜のさっぱりした辛さに
味噌の甘さが合っている。


じゃあぼちぼち、肉、行ってみる?


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《国産牛 リブロース肉》

脂は少なめだけど、おぢさん達にはこれで十分。
赤身が美しく、きちんと畳まれた盛り方も端正。

ただ、一枚はかなり薄くて、
湯の中でさっと縮んでしまう。
それとやはりパサつき感があるのは仕方ないコト。

量は一折で百グラムあるかどうか。
でも結局、これを七折食べた訳だから。


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付けあわせの野菜。なんとこれも
お代わりし放題だと言う。

牛の味が染み出たところで投入。
巻いて食べたり、そのまま食べたりと
変化を楽しむ。

タレもポン酢と胡麻の両方が出され
随時新しいタレを追加して呉れるのも丁寧。


お運びの御姉さんが
「豚も無料で召し上がっていただけますよ」と
頻りに勧めるので、じゃあ、と
〆の前は豚に。

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これも美しい盛られ方。

豚しゃぶも美味しいし
何よりも野菜に合うし。

結局、なんだかんだで、これも三折を頂く。

豚になるとタレは鰹出汁のそれに差し替えられる。
葱をたっぷり入れるのがミソだね。


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〆の《きしめん》。
随分と緑かかっているなと思ったら
ふのり が入っているらしい。

燐寸箱大の焼き餅も添えられている。


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量は随分と少ないけど
たっぷりの肉を食べた後だから
まぁ善しとする。


そんなに呑んだつもりはないけれど
お代は〆て2.8万円。

肉は十分に元を取ったけど、
やはりお酒の値段がね。

お店もそちらで儲けを出す方針なんだろうし。


評価は「ちょっと高い居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆★。


これだけ肉を食べたのに、野菜も応分の量を摂取し
酒も蒸留酒だったためか、翌日の体調も朝から爽快。