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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

らーめん登楽 ふみや@御茶ノ水 2015年10月21日(水)

店の前を通る度に、気になって気になって、しょうがなかった。
なんてったって、標題店の場所は
TWS本郷】の道を挟んで斜向かい。

でも土日はお休みのようで、何時もシャッターが降りている。
これを気にするな、っつ~方がムリでしょ。

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店内は二人掛けのテーブルが四卓、四人掛けが一卓。
11:40の入店で先客は一、
その後食べ終わって出るまでの来客は二。

オーダーは各テーブルに置かれたメニューを見ながら直接。

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会計は渡された伝票を持ち、
食後に厨房前で。


食したのは、
もりそば(太麺・醤油)大盛。
値段は820円。

麺の太さで
《つけそば》と分別されているのは面白い。

七分ほどで塗りの盆の上に置かれたつけ汁が最初に供され、
更に二分ほど経ってから麺の丼が置かれる。


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麺は中、やや細、ストレート、僅かに捻じれ。
パスタを思わせる外観。

表面はつるっつるで啜り易く、
喉越しも良好。

そして、その太さの割には
もっちりとした噛み応えもあり、
良い感じの充足感。

量は300gにちょっと欠けるくらいだろうか。

頭頂部には刻み海苔。

底には水切り用の笊も仕込まれている。


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つけ汁は動物系+魚介系。

ホウレン草が浮遊しているのは珍しい。
一方、葱は申し訳程度にしか見当たらない。

乾物の粒子のざらつきはあるが
喉に引っ掛かるほどではない。
粘度は低め、さらりとしている。

素材由来と思われる、仄かな甘みと酸味。
両者のバランスは取れ、見た目よりは上品に仕上がっている。


具材は、チャーシュー、メンマ。


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チャーシューは大人の掌大、五mm厚が一枚。
つけ汁の中に入れると、ほろほろと崩れてしまう。


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メンマは濃い色と味付き。
軟らかく煮上がっている。


食べ終わる頃を見計らい、
「スープ割りできますよ」と声が掛かる。

折角だから、頂こうか。

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ほお、良い出汁が出ている。
これなら汁モノも美味しいだろうな。



評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


厨房内に一人、お運びに一人、
何れもかなり高齢のお婆さんが、
若い店主をフォローしている。

彼女等の存在そのものが、人間国宝級の有り難さに見えて来る。

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置かれた盆を見ると、ほら、
こんな気遣いだってあるんだから。