RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

とんこつらーめん さつまっこ@平和島 2015年10月12日(月)

11:33の時点で覗き込むと
『髯』の店内は満席に加え一人の待ち。
う~ん、今日は、並んでいる時間の余裕がないのよね。

さらに歩を進め、50mほど先の標題店。

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店内はL字型、十五席ほどのカウンター。
11:35の入店で先客は六、
その後食べ終わって出るまでも
ぱらぱらと来客で、常に半分くらいは埋まっている。

オーダーは各所に置かれたり、
壁に貼られたりしたメニューを見ながら直接。
会計は食後にカウンター越しに。

入店前に《つけ麺》があることは
確認済だけど、カウンターの上の貼り紙と
後ろの壁に貼られているそれでは、書かれている内容が違っている。

味は、片や
・醤油とんこつ
・魚介ゆず
もう片方は
・醤油とんこつ
・魚介とんこつ

麺量も
並160g800円
中240g900円
大320g1,000円
もう一方は、
並・中800円
大(2玉)900円
どちらを信じればいいのかしらん。

結局オーダーは、
つけ麺 中 醤油とんこつ。
値段は結果的には800円。


九分ほどで麺とつけが供された。


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おっつ。なんか好ましい面構えだ。


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麺はやや細、やや平ストレート。
{家系}っぽい外観。
そう言えば、厨房内には『酒井製麺』の麺箱が積まれている。

表面は艶々とし、つるんとした喉越し。
一本は短めなので、摘み上げ難いのと
啜り込む醍醐味には欠ける。

やや、軟らかめの茹で加減。
もちりとした噛み応え。

しかし、量が結構ある。
300g近いんじゃないか。


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つけ汁は豚骨。
表面には薄く油の層。
一味の赤が目を惹くが、時にぴりりと感じる程度。

醤油の片鱗も感じさせない、白濁したミルキーさ。
口当たりも滑らか、臭みも全くなく、どちらかと言えば穏当。

しかし、そのままを口に含むとかなりのしょっぱさ。
粘度が無いので、更に麺の滑らかさを考慮すると、
これくらいの鹹さがないとつらいのだろう。

食べ終わる頃を見計らい、スープ割りもできます、と
声が掛かるが、それをやっちゃあ塩分過多でしょ。


具材は、チャーシュー、メンマ、海苔、若布。


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チャーシューと言うよりも、「ブタ」だなこれは。
大人の掌大、厚みのあるモノが二個。

最初は多少パサついているが、つけ汁の中で
しっとりさを取り戻し、肉らしい繊維を感じたあと、
ほろりと崩れる。

美味しい。常連さんらしい人が《チャーシューメン》を
オーダーしている理由が判った。


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メンマは濃い色付きだが、味付けはさほどでもない。
絡んだ胡麻油が、時としてぷんと香る。
歯触りはややばらつきがあるが、悪くない。


海苔は10cm四方が一枚。
ぱりりとして香り善し。


若布は一掴み。磯臭さはない。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


どこへ行っても魚介が付加されるつけ汁が多いなか、
ある意味求めていた王道系の豚骨味。

麺量もそこそこあるし具材も充実だし
コスパも高い。