RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

日本橋 本陣房@八重洲:蕎麦

店内はかなりの広さにもかかわらず
19時の入店時にはほぼほぼ満席。

大勢の人達が声高に会話し、
賑やか、よりも 五月蠅い、に近い状態。

しかしそんな喧騒も20時をちょっと過ぎると
さっと退くように空いて行く。

蕎麦屋にしては22時までと
長い営業時間にもかかわらずこの状況は、
多くが出張帰りの、新幹線までの束の間のお楽しみ、
という訳かな。


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《お通し》

ひじき。あまり黒々とはせず、
出汁の旨味と自然な甘み。
量が多めなのも宜しい。


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《鴨肉のサラダ》

野菜たっぷり、若布たっぷり、刻み海苔もたっぷり。
鴨はスモークされベーコンに近い状態。
ドレッシングともどもさっぱりと頂ける。


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クリームチーズ 塩昆布》

いや~、これが見た目を裏切る旨さ。
淡泊なクリームチーズの味に
昆布の塩加減が絶妙にマッチ。


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とは言っても随分とおっきいんですけど。
辛くはなく、しかし、身もさほど厚くはなく。
たっぷりの鰹節がまた嬉しい。


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《アスパラ》

旬の一品。筋っぽくなく茹で加減も上々。
そして良い香り。
添えられたマヨネーズが
市販品とはちと違う濃厚さ。


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《季節の野菜天麩羅盛り合せ》

彩りも美しいし、
茗荷・獅子唐・茄子・パプリカと、
種類の幅の広さも良い感じ。


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《お刺身盛り合わせ 三人前》

計八種類が盛り付けられている。
値段相応とも言えるが、どれを取っても外れ無しの美味さ。
特に蛸は歯応えといい、鼻に抜ける香りといい
直近食べた中では一番かも。


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《地鶏塩焼き》

変にくにゃりとしておらず、
身の歯応えとパリパリの皮目の焼き加減。
意外と脂はのっておらず、
肉の旨味だけがちゃんと味わえる。


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《厚切りベーコン》

蕎麦屋に来てなに食べてんだ、ってハナシだけど
メニューにあるんだから・・・・。
マスタードは当然として、添えられた葱は面白い。
またそれが思いの外、合ったりして。


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かき揚げ》

コーン・隠元と旬の素材をベースに
さっぱりと揚揚がっている。

さくさくとした歯応えが堪らん。


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《鯖焼き》

身が厚くてほっこり。
添えられた大根颪もたっぷり。


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《出汁巻玉子》

やっぱり、お蕎麦屋さんでは
これを食べないと。
ツマミはこれで画竜点睛。


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《盛り蕎麦 大盛り》

普通盛りは二段で670円、
大盛りになると三段で1,000円って、
極端な値付けだなぁ。

汁や薬味の値段はど~ゆ~勘定なんだろ。
ま、美味しかったからい~んだけどさ。

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蕎麦湯も大き目な湯桶で
たっぷりと供される。

ふう~、これでお腹がいっぱいになった。


これだけ食べた上に、ビールを呑み焼酎を呑み、
日本酒の四合瓶を二本空けたため、
お代の方は
3.45万円と、とてもお蕎麦屋さんでの払いとは
思えない金額に。

評価は「ちょっと高い居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆★。

料理は美味しいけれど値段は高め。
お酒の値付けもビールが一杯700円近いコトを代表例に
全体的にかなり高め。

昔ながらの蕎麦屋の使い方、ちょいとつまんでさっと呑み、
一杯を手繰って、ぱんと暖簾を分けて外に出る
であれば、C/Pも含め満足度は高いだろう。
我々は長尻過ぎ。