RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

おらが@新橋 2015年4月16日(木)

確かに旨かった記憶はある。
ただそれよりも狭くて暑かった店内の記憶の方が
勝っている。2008年5月のコト。

昨年『拉餃びー』の近くに復活し、
あっという間に繁盛店に。
いつ前を通っても行列だったのに
そこも引き払い、今度の店は
【日比谷通り】沿い『大斗』の跡地。

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看板の裏側に旧店の痕跡が残っているのは
ご愛嬌。

店内はストレート八席のカウンターに
二人掛けのテーブルが三卓。

13:00の入店で先客は十、
その後食べ終わって出るまでも次々の来客で
満席に近い状態が維持される。

しかし、正直並びを覚悟していたので、
その点では少々気が削がれる。


券売機は入り口正面。

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食したのは、
ホタテの69つけ麺。
値段は920円。

店内は大音量でJ-ROCKが流され
どうやら、それをもじってのネーミングだろうか。

ラーメンが先に調理され、
つけ麺は纏めて後回しになったので、
商品が供されたのは十五分後と
随分と経ってから。


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麺は中、平、縮れ。ややの厚みあり。
表面は艶々と滑らかで啜り易いが
噛み応えはもっちりとし、
これは好きなタイプ。

麦の香も鼻に抜け、
非常に良く出来ている。

量は300gにやや欠けるぐらいだろうか。


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つけ汁は帆立の香りが特徴的。
とんと目の前に置かれた途端に
むんとした芳香が立ち上がる。

粘度は強めで、
麺への絡みは上々。

強い旨味の乗り移りも十分で、
食べ終わった後は、口の周りがぺたぺたになった。

中に浮遊している白い物体は
大根の乱切り。


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別添で青海苔が供されるので
これを つけ汁に振り入れ、
味変するけれど、確かに香りは立つが、
食感や旨味の面ではどうなんだろ。

個人的には無い方が
良いと思った。


具材は、チャーシュー、メンマ、海苔。


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チャーシューは短冊大の薄目が一枚に
ブロックの端が一片。
豚らしい味に歯応え。


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メンマも拍子木状が数本。
ただ時として ごりりとした繊維が歯に当たり
あまり好ましくはない。

海苔は10cm四方が一枚で厚みあり。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

濃厚さはかなり異なるけど、
こういった方向性の味だったのが
食べ進むと共に想起される。

良い店が復活してくれたものだ。