RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

油そば 伊太郎@川崎 2015年3月19日(木)

【新川通り】を直進する。【追分交差点】の右手に
大きな白地の提灯が見えて来る。

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11:08に店頭着。暖簾はまだ出されていない。
開店時間を随分と過ぎているのに・・・・。
でも、店内には人の気配がする。
う~ん、どうしよう。

思い切って引き戸を開けると、「いらっしゃ~い」と声が掛かる。
「大丈夫ですか?」と確認すれば、
「業者さんが納品の時間を間違えて、開店が遅れてます、申し訳ありません。
お時間さえ良ければお待ちください」との丁寧な応対。

いやいや、今日は時間は全然余裕があるんですよ。

店内はL字型七席のカウンターに
四人が座れる小上がり。

その後食べ終わって出るまでの来客はゼロ。
まぁ、昼はこれから、だから。

オーダーは各所に置かれたメニューを見ながら直接。
会計は食後にカウンター越しに。


食したのは、
油そば大盛り(一玉半)。
値段は700円。
並盛りと同料金で、W盛りは+150円となる。

ホントは味付玉子+100円もオーダーしたんだが、
直前になり「あっ!申し訳ありません、切らしてます」。
あ~。それは残念だけどしょうがないですね。

店の人があまりに申し訳ながり
サントリーの黒烏龍をサービスで出してくれる。
そんなに気を使わなくてもいいんですよ~。


ただ、丼が目の前に置かれたのは十五分後。
やはり時間が掛かったなぁ。


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全体的に茶っぽく見える。
添えられたカイワレと糸唐辛子が鮮やかだ。


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甘辛く味付けされた鶏肉の削ぎ切りが二片。
そんなに大きくはない。
香ばしく炙られている。


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メンマは濃い色と味。こりこりした食感。


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麺は中、縮れ。
茶色い粒子が散在する。

量は300gに欠けるくらいだろうか。

その細さの割りには、もちむちしている。
ややの絡み易さはあるものの、極めて啜り易い。
ずるるっと口の中に入って来る。


タレのベースは醤油出汁。さっぱりしている。
甘辛く、鰹出汁も入っているか。

そして多分、冬菇でとったスープも加味されている感じ。
独特の旨味と薫りがある。


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麺を出された時に、「〆のスープもありますので
宜しければお試しください」と言われていたのを
そうそうと思い出しお願いする。

透明感のあるスープに刻み海苔がぱらりと振られ
丼が還される。
珍しく、タレを残さずに食べ切ったので、
スープは混ざりけの無い鶏の旨さに満ちている

そんなに熱くないのも
飲みやすく有り難い。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

色々と不手際はあったけれど、商品自体は
嘗て体験したことの無い味付け。