RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

Torattoria Vagabond (トラットリア バガボンド)@大森:イタリアン

『ミルパ商店街』の【りそな】の先の角を右折し
50mほど行った先の地階。

店内は四人掛けのテーブルが六卓に
二人掛けが二卓。しかし人数に合わせて可変のよう。

事前に予約を入れ18時の訪問時に先客はゼロ。
その後二組の、何れも予約客の来訪アリ。
客層は自分達も含めちょっと高め。

内装もかなり綺麗。

その日のおススメの黒板も置かれ、
さて、なににしようかな。


イメージ 1


《お通し 焼きそら豆》

目の前に置かれた途端に
ぷんと良い香りが立ち上がる。

半分に断ち割れば、中から湯気がもうと上がり、
翡翠色のそら豆が転がり出す。

大振りだ。

熱々をほふほふしながら頂けば、
薄皮は全然気にならず、ほっこりした味わい。

これは良い。

この店、野菜が美味しいかも。


イメージ 2




イメージ 3


プリッツェル》


「コペルト」として税別で300円が加算されている。
多分、上記三点に充てられるのだろう。
パンは中途お代わりもしたが、追加料金は発生していなかった。
納得感のある料金設定だ。


イメージ 4


バガボンド風サラダ》

ああ、やっぱり野菜が美味しい。
トマトは完熟で甘い。
葉物はしっかりとした歯触りで、らしい旨味がある。

聞けば仕入れはお隣の八百屋さんからで、
モノによっては銘柄等を指定している由。

なるほどねぇ。


イメージ 5


《おススメの温野菜》

スモークしたカマンベールを焼いてやわやわとさせ
塩等でさっぱりと頂く。

似た様な食べ方はしたことあるけど
ここまできっちりと焼きを入れたものは初めて。

アリだね、これは。


イメージ 6


《ハチノスのトマト煮込みフィレンツェ風》

所謂《トリッパ》だが、意外と量がある。
ハチノスは軟らかく仕上がり、チーズもたっぷり。


イメージ 7


イメージ 8


《アサリどっさりのリングイネ

麺は平ストレートで生麺のよう。
しっかりとした歯応え。
つるるっと頂けてしまう。

そして身が詰まった蛤がたっぷりで嬉しい。

やや鹹めの味付けだけど、
ソースはパンで掬って綺麗に食べつくす。


イメージ 9


《和牛ロース肉のグリル(200g)》

オーダーは100g単位で、200gから。
A4ランクの和牛とのことだが、
それでも我々には脂が過多だったかも。

軟らかく旨味も多いし美味しいのは確か。
でも、この歳になると、赤身でもOK。

お店に人によれば、最初はA5ランクを出していたんだけど、
同様の声があり、意図的にランクを下げている、と。

そして、やはり野菜が美味しい。
茄子・ピーマン、そして左端の黄色い物体は
何と人参。確かに歯応えや味は人参だわ。
人は見ために惑わされる好例。


随分とお腹もくちくなってきたから、ここいら辺でドルチェにしようか。


イメージ 10


《カタラナ風プリン》

うわ。予想を裏切るビジュアル。
最初は何事かと思った。

表面はパリパリで芳ばしく炙られ、
中は冷え冷え。そして甘~~~い、
けど、すっきりと、相応な量もぺろりと行けちゃう。


イメージ 11


《ティラミス》

所謂、《ティラミス》。

穏当な味で、飽きずに頂けるけど、
前者の方がおススメかも。

これにエスプレッソをダブルで合わせる。


アルコール類は最初はビールで始め、中途から
ワイン《Feudo Arancio Grillo》に。
市価が千円ちょいだから、税込2,800円の値付けはちょっと高く感じる。

払いは二人合わせて1.5万円。

評価は
オステリア(≒ビストロ)基準の☆五点満点で☆☆☆★。

料理については文句なし。

ドリンク類には日本酒も用意されており、
かなり地域に寄り添った一軒に見受けられる。
であれば、料理類は兎も角、酒類
もうちょと安価な値付けを望む。