冷たい雨がぱらつく中を【目黒通り】の坂を登る。
時間は丁度12時半頃。
繁盛店だから混んでいたらどうしよう。
この雨の中を外で並びたくないなぁ。
時間は丁度12時半頃。
繁盛店だから混んでいたらどうしよう。
この雨の中を外で並びたくないなぁ。
中途の『朧月』を覗き込めば
空席が散見され、この調子なら大丈夫かもと、
ちょっと安心したりする。
空席が散見され、この調子なら大丈夫かもと、
ちょっと安心したりする。

12:35の店頭着、中を見ると四人ほどが券売機の前に屯し、
中に入れない状態。
中に入れない状態。
げげ、こんなに混んでたのかと、一瞬不安になるけど、
中からは三々五々人が出て来る、
なのに、この四人、一向に動く気配がない。
中からは三々五々人が出て来る、
なのに、この四人、一向に動く気配がない。
そうこうしている内に自分の後ろにも人が並びだす。
ええい、ままよと、すいませんと声を掛け中に入れば、
カウンター席にはかなりの空き。
ええい、ままよと、すいませんと声を掛け中に入れば、
カウンター席にはかなりの空き。
どうやらこの四人のオジサンたち、何を食べるかを延々と
話し合っていた様で、はっきり言って迷惑なんですけど。
とっとと、行動して欲しいもんだ。
話し合っていた様で、はっきり言って迷惑なんですけど。
とっとと、行動して欲しいもんだ。
結局、自分がカウンターに座れたのが12:38。
この時点で十三席ほどのカウンターには五席の空き。
この時点で十三席ほどのカウンターには五席の空き。
先の人達がいかに遅滞させていたかの証左だろう。
で、この後も、その遅れは延々とあとを引く。
車が渋滞する原理と一緒だね。
車が渋滞する原理と一緒だね。
券売機は入り口左手。

店頭の「品書き」には無いが《つけ麺》も供されている様子。
でも今日は、はなっからコレと決めていたし。
でも今日は、はなっからコレと決めていたし。
食したのは、
特塩らぁ麺。
値段は980円。
特塩らぁ麺。
値段は980円。
四人分ほどを一つのロットで茹でている様で、
食券を渡してから丼が置かれるまで十三分も掛かっている。
食券を渡してから丼が置かれるまで十三分も掛かっている。


麺はやや細、平ストレート。
所々に焦げ茶の粒子が散在する全粒粉。
所々に焦げ茶の粒子が散在する全粒粉。
良い麺だ。
量は100gちょっとだろうか。
スープは美しい黄金色。
表面には黄色い粒子が点々と浮かび鶏油のよう。
表面には黄色い粒子が点々と浮かび鶏油のよう。
一口啜ると、塩の尖りは皆無。
出汁の旨味が横溢している。
出汁の旨味が横溢している。
魚介系と動物系、両者は拮抗しバランスが良い。
最初はそんなに旨味を感じないけど、
次第に染み渡るように溢れて来る。
次第に染み渡るように溢れて来る。
素晴しい。
具材は、チャーシュー、メンマ、雲呑、玉子。

チャーシューは二種、何れも低温調理で薄い味付け。
鶏の削ぎ切りは花札大。しっとりとしている。
豚は大人の掌大。やや厚みあり。特有のくにゅりとした食感。

メンマもは穂先。薄い色が付き、薄味。
長めなので、麺を啜るように、するるっと頂く。
長めなので、麺を啜るように、するるっと頂く。
雲呑はピンポン玉大が三個。
表面にしっかりと皺が寄っているので、つるるんとした口当たりは無いけど
その分、中の餡に旨味が詰まっている。
これでビール、呑みたいな。
表面にしっかりと皺が寄っているので、つるるんとした口当たりは無いけど
その分、中の餡に旨味が詰まっている。
これでビール、呑みたいな。

トッピングの玉子は薄い色付きで、黄身も流れ出す茹で加減だが、
一口に半分を放り込めば、おお、濃厚な黄身の旨味と共に、
味もしっかり沁みている。
一口に半分を放り込めば、おお、濃厚な黄身の旨味と共に、
味もしっかり沁みている。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
さっきまでの不愉快感を吹き飛ばす旨さ。
とは言うものの、先の四人のオジサンたち
次々の来客で待ちもでき、店員さんが
「三名様お待ちで~す」と声を掛けあっているのが聞こえているはずなのに、
食べ終わっても動きやしね~。
全員が食べ終わり、更に一息ついてから、やおら帰り仕度。
とことん、はた迷惑と思った。
次々の来客で待ちもでき、店員さんが
「三名様お待ちで~す」と声を掛けあっているのが聞こえているはずなのに、
食べ終わっても動きやしね~。
全員が食べ終わり、更に一息ついてから、やおら帰り仕度。
とことん、はた迷惑と思った。