RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

波留乃屋@溜池山王:串揚げ

店のHPを確認すると「蕎麦と串揚げ」と表示されている。

場所的には【赤坂】と【溜池山王】の丁度中間で、
界隈には『友』『じゃんがら』等の
ラーメンの有名店が並んでいる。

訪問当日は雨のせいか、ゆっくりと腰を下ろして
呑む客は疎ら。

一方《蕎麦》をかっ込む客は三々五々、
独り、または集団で来店し、つるつると食べ終え
店を後にする。何とも面白い光景だ。

店内は厨房を囲むコの字型のカウンターに
テーブル席が多数。相応の収容人数。

先ずはビールを呑みながら、
ツマミを何品か、そして串揚げ、最後は自慢の蕎麦で〆ましょうかね。


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《お通し》

蒟蒻を濃い味付けで煮込んだもの。
しかし、その食感はねっとりとし、嘗て経験したことがない。
味が染みる為、断面を大きくとる、とか
隠し庖丁を入れる、とか
冷して味を沁み込ませる、等の工夫はあるにしてもだ。

蒟蒻自体が違うのだろうか。


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《鶏わさ》

事前予想を裏切るビジュアル。

タタキの鶏に山葵と、料理の最低要件は満たしているが
玉子の黄身が付き、甘目のタレも掛かっている。

さらには薬味の葱の存在もと、とことんユニーク。

さっぱりと食べてもよし、黄身を絡め濃い味にしてもよしと、
二度楽しい。


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《タン刺し》

とはいっても、きちんと茹でてある。

厚みはあるが、適度に切れ込みも入れられ、
食べ難くはない。

胡麻油と檸檬も添えられ、葱を巻きながら適宜
漬けて食す。

ぎしっと、独特の歯応え。
ただ熟成感はないなぁ。


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《ポテトサラダ》

居酒屋の定番メニューだけど、じゃが芋はごろりとし、
具材もたっぷり。で全体の量も多い。

味付けはかなり濃いめで、これは酒が進んでしまう。


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《牛蒡のフライ》

うわ~、すげ~量だ。
皿から盛り上がっている。

実際はたいしたグラム数ではないんだろうけど、
嵩が多く、目に嬉しい。

軽く塩が降られ、たべてもたべても無くならない。


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《砂肝》

アヒージョ状態で供される。

砂肝の食感はそのまま、大蒜の香りがプラス。
面白い食べ方だな。


で、此処で《串揚げの盛り合せ》をオーダーしたのだが
写真は撮り忘れ。

ソースも二種が出され、容器の外側には
お約束の「二度づけお断り」のラベルが貼られ、
好きだな、こ~ゆ~のは。


ではぼちぼち、《蕎麦》行ってみますか。

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メニューを確認すると、相当数がラインアップされている。


食したのは
ダブル肉そば 並盛。
値段は780円。
麺量は200gの表示。
ダブルの肉は牛と豚なのね。


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茹でている間に、玉子と天かすが出される。
やはり『港屋』のインスパイア系だね。


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豪勢な見た目だ、肉もたっぷり、
刻み海苔もたっぷり。


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麺は、中、やや平、ストレート。

水できゅっと〆られてはいるが
表面はやや荒れている。

啜り具合は良好だが、噛み応えはかなり硬め。
芯の部分が太いというか・・・・。

正直、表面の茹で方とアンバランスに感じる。


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つけ汁は甘目で薄目。
ラー油も入り、ピリリとした味。


実際は、天かすを投入し、つけ汁を注ぎ
ぶっかけ状にし、最後に玉子を落として食べたのだが・・・・、

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《つけそば》にするとどんな感じになるんだろう。


一杯490円のビールを一人あて6~7杯は呑んだので、
払いは〆て1.1万円と結構な金額になってしまった。

評価は「居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆★。

肝心の蕎麦だが、ちょっと期待していたものと違ったので、
次は昼に訪問し、再度食べてみないと、と思った。