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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

河北秀也 東京藝術大学退任記念@東京藝術大学大学美術館 2014年11月24日(月)

「地下鉄10年を走りぬけて iichikoデザイン30年展」の
副題が冠されている
会期は~11月26日(水)まで。

イメージ 1


判り易いタイトルのためか、
チラシ等にあしらわれているポスターがキャッチーなためか、
場内は凄い混雑。

オマケに「写真撮影可」の表示があるもんだから
場内は傍若無人に撮影をするヒト多数。

特に「iichiko」のそれで各地の風景に題を取り、
中にボトル忍ばせておくものの中で
「Strawberry Fields」が写された一葉の前では甚だしい。

カップルの内、女性が写真の前に立ち、
男の方がシャッターを切る。
鑑賞者優先だと思うんだよね。もうちょっと
遠慮しながらやるべきでしょ。


おっといけねぇ、つい愚痴ってしまった。

展示自体は素晴らしいのだ。

先に挙げた「iichiko」のものだけで何枚あるか。
殆ど人気のない風景に、当該商品のボトル、
そして気の利いたフレーズが挿し込まれている。

スタイルは普遍なのだが、
景色が面白いモノは、さてどこだろうと、
中にはボトルが見当たらないモノもあり、
何れも目を皿のようにし、確認し探すのも楽しい。

勿論、TV-CMのVTRを流し続けるコーナーもあり。
ここも多くの来場者で賑わっている。


地下鉄のポスターが並んでいる箇所は
更に素晴らしい。

地下鉄の車内を模したセットを造り、
車内放送や運転中の効果音も流し、雰囲気作りにも気を使っている。

中吊り広告や窓から覗くように作品は設えられ、
こちらの方は懐かしさが先に立つ。

でもまあ、立ち止まると他の人に迷惑なので、
流れるように拝見するしかないんだけどね。


相当数の物量が展示され、
それだけでも満足度は高いのだ。