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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

大名茶人 松平不昧の数寄@畠山記念館 2014年11月16日(日)

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一般の入場料は500円だが、夕刊に掲載されていた割引券を持参し
400円での入場。


サブタイトルには「秋季展」とも「開館50周年記念」とも
「―「雲州蔵帳」の名茶器―」ともある。

しかし例によっての感想だが
お茶の作法は習っていても、世間一般の常識には無頓着な来場者が多いのは困ったもの。
複数人で声高に話し合うし、観ているヒトの前に、何の断わりも無く
平気で入り込むしさ。

そこいら辺をキチンとすることの方が、
よっぽど大切だと思うんだけど、どうだろ。

和服を着て、そして400円払って「お抹茶」を頂くことが
免罪符じゃないじゃないか?


おっといけねぇ。ついつい愚痴ってしまった。

出展品は、毎度のコトながら素晴らしい。

特に今回は由来に注目。
「信長」や「秀吉」の所蔵品だったものもあり、
歴史上の人物が実際に手に取り、愛でた逸品が
眼前に在るかと思うと、その感慨はひとしお。


更には『不昧』直筆の鑑定書、
大名物を運ぶためだけに造られた肩担箱、
及びそれの図説付き発注書。

いや~、茶道具に掛ける情熱たるや
半端ではない。

でも、そのお陰で、
四百年経った今でも、我々はこうして
眼福に預かれるんだけどね。