日付の関係だろうが、表門は閉ざされており、
しょうがないなぁ、ぐるっと回って裏門から入る。
しょうがないなぁ、ぐるっと回って裏門から入る。
場内は閑散とし、自分がいる間に他の客はゼロだったが、
いやいや、今回はかなり良いです。
いやいや、今回はかなり良いです。
『谷正也』の〔風景の稜線〕は普通であれば、自他の境界である輪郭線を
太く、何重にも描き、それで風景画を成立させている面白い表現。
太く、何重にも描き、それで風景画を成立させている面白い表現。
描かれているのは、どこにでもあるような、
しかし既視感があるような不思議な情景。
しかし既視感があるような不思議な情景。
迷路の線を鉛筆で辿って行くと、
正しく出口に辿り着いた時に絵が浮かび上がる趣向があるじゃあないですか。
あれを思い出してしまった。
正しく出口に辿り着いた時に絵が浮かび上がる趣向があるじゃあないですか。
あれを思い出してしまった。
丸を三つ、逆三角形に配置しただけで我々は、
そこにヒトの顔を見てしまう。絵文字がその最たるものだけど、
『齋藤永次郎』の〔絵の巣〕には、そのことを想起してしまった。
そこにヒトの顔を見てしまう。絵文字がその最たるものだけど、
『齋藤永次郎』の〔絵の巣〕には、そのことを想起してしまった。
刷毛で描かれた様な太いラインは、途切れなくぬるりと画面上にうねっている。
幾つかの線が重ねられた中に、人間の肢体や目鼻立ちが浮かび上がって来る。
幾つかの線が重ねられた中に、人間の肢体や目鼻立ちが浮かび上がって来る。
今回分の会期は~10月26日(日) まで。