RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

銀座 鴨そば 九代目 けいすけ@銀座 2014年9月14日(日)

このラーメン屋さん
密集地帯
更に先月末に一軒が新たに出店。

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店内はストレートのカウンターが九席、
四人掛けのテーブルが二卓。
開店間もない11:10の入店で先客は五、
その後食べ終わって出るまでの来客は三。

券売機は入り口左手。


食したのは、
鰹重ね鴨つけそば。
値段は920円。

麺大盛り+100円や、
昆布〆卵黄+150円のトッピングも考えたんだが、
何れも千円を越えちゃうのよね。


十分ほど待ち、
盆の上に麺とつけ汁、具と薬味がセットされ供される。


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麺は中ストレート、ややカール。
所々に茶色い粒子が点在し、全粒粉と思われるが
麦の香りはそれほどでもない。

しゃきっと〆られ、つるんとした口当たりは、
どちらかと言うと、更科蕎麦を彷彿とさせる。

芯にはしっかりとコシ。
喉越しも上々。

ただ、量は多くなく、茹で前200gくらいだろうか。


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つけ汁は鴨+魚介。

煎茶を点てた後の様に、表面に薄い泡と渦巻。
カプチーノにもさも似たり。

魚介系の良い薫りがし、麺を漬して啜れば、おお
鴨の旨味がする。
粘度もあるので、麺の絡みは上々。

それにしても、鶏が鴨に変わるだけで、
こんなに異なる味わいになるものか。
まるで別品。
それともブレンドの妙だろうか。


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付きものの葱も二種添えられ、
順につけ汁に入れれば、味も微妙に変化する


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具材は、鴨、メンマ、ホウレン草。

鴨は合鴨だろうが、削ぎ切りが二枚。
にちゃりとした歯応え。
ただ脂のノリはイマイチ。

メンマは濃い色付き。
胡麻油も絡められ、軟らかい食感。


麺を綺麗に平らげ、予想通りお腹はくちくない。
で、スープ割りをお願いすると、
二つのポットが目の前に示され、
「昆布出汁とブルーベリーティーです。
お好きな方を」と。
ぶ、ぶるーべりー、ですかぁ?

好奇心は突き上げるが、胃はやはり昆布の方を欲する。
さらさらと注ぎ頂けば、うむう、元の方が美味いかも。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。

鴨南蛮とは趣向の違う一品は、
立派にラーメンの意匠を纏っている