RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

陶の空間・草木の空間@智美術館 2014年9月7日(日)

「川崎毅と関島寿子 展」
一般の入場料は1,000円だが、招待券を頂いた。

会期は~9月28日(日)まで。

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お題がお題のせいか、それとも朝からしとしと降る雨のせいか
館内は閑散。
自分以外の来客は、(おそらく夫婦ではない)初老のカップルのみ。

併設のレストランはそこそこ人の入りなんだがなぁ。


『川崎毅』=陶器
『関島寿子』=草木による工芸は
硬軟取りまとめて五十数点の展示だが、
面白いコトにパートを分けることなく
二人の作品が混在して並んでいる。

無機質さを感じさせる『川崎』作品の隣には
有機の香りをふんぷんとさせた『関島』作品
という具合に。


樹の皮や枝を使って、箱型や丸型・花瓶型を造形し、
そのままの形に留めておく『関島寿子』の技量にも驚くが、
なんていっても『川崎毅』による「街」の表現が
多彩な空間意識を持って押し寄せて来る。

なので、観ていて、色々なものを想起してしまった。
それは一つ,芸術作品にのみ止まらない。

砂の女〕『カッパドキア』〔超芸術トマソン〕。
一見、何の脈絡もなさそうだが、
自分の頭の中では、ピシッと一本の線で繋がってしまった。

似通った表現ではあるものの、
一つ一つからの印象がこれほど異なるのは
珍しいことだ。