RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

THE NEXT GENERATION パトレイバー@チネチッタ川崎

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第2章~第4章までを観た感想を断片的に。
残念なことに第1章は
時間が合わずに鑑賞が叶わなかった。頗る残念。

劇場は全て【チネチッタ川崎】で統一している。


何れの章も、
二週間の期間限定興業の影響かもしれないが
いつ行っても、客席の五~六割は埋まっている。

不思議なコトに、箱の大きさにはあまり関係なく、
この割合が継続しているのは、どういった訳だろう。

自分が行くタイミングが休日の昼下がりに限定され、
比較的来場者が多い日時のせいもあるだろうが、
それにしてもだ。


客層はかなり幅広い。かといって、お子達の姿は皆無。
オタクっぽいヒトも見かけるし、
極く普通そうなカップルも見かけるしで、
全く統一感というものがない。


そして内容はといえば、
タイトルにこそ〔パトレイバー〕と冠されているものの、
ムリにそこに拘った風には見えず、
イイ歳をこいた大人が、最低限与えられたお題を踏まえ、
かなり好き勝手に遊んでいる印象。

それは、作品のタイトルを見ても明らか。
0:栄光の特車二課
1:三代目出動せよ!
2:98式再起動せよ
3:鉄拳アキラ
4:野良犬たちの午後
5:大怪獣現わる 前編
6:大怪獣現わる 後編
7:タイムドカン
だもん。

ちなみに各エピソードは45分のショートムービ。
各章は二つのエピソードで構成される。

〔野良犬たちの午後〕=〔狼たちの午後
〔タイムドカン〕=〔タイムボカン〕なんて、
どこまで真面目なのか不真面目なのか
さっぱり判らない。

多分、制作者サイドがリスペクトする作品なり
エピソード等を、てんこ盛りに作り上げている感が満載だ。

それでいて、本歌を凌駕する作品にお目に掛れていないのが
頗る残念だが・・・・。


ただ、包括的に言えるのは、
広範なコンテンツの知識があればあるほど笑えるというコト。

多くの作品からの借景があまりにも多いので、
自分の記憶を大棚ざらいし、総動員しなければいけないが、
逆にその緊張感が、楽しかったりもする。


なので肝心の「イングラム」がまるっきり稼働しない回もあり、
チラシに書かれている
「どの回からご覧になってもお楽しみいただけます」との惹句は
あながち間違いではない。

そして、本作の新機軸。
制作が『東北新社』ということもあり、
スターチャンネル』とのコラボレーションが構えられ、
これが滅法、興味深い。


シリーズ自体は長丁場、今後第7章までが予定され、
最終の上映は来年一月。

今後の展開に期待だが、従前の(幾つかの)作品の様に、
本編よりも、(凝った)予告編の方がよほど面白いのは勘弁だなぁ。